広告・PR|本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載情報は記事中の日付時点のものです。最新の条件・特典は各カード会社の公式サイトでご確認ください。調査方法:公式サイト・規約・FAQを横断確認しています。未確認情報は本文中に「未確認」と明記しています。
はじめに
この記事は、六本木ヒルズ・東京ミッドタウン・GINZA SIX・丸の内・渋谷ヒカリエ・東京ソラマチ・パルコ・ルミネといった、都内の大規模商業施設に紐づくクレジットカード(施設系カード)を横断で比較するガイドです。「自分がよく行く施設に専用カードはあるのか」「作る価値があるのか」「複数の施設をまたぐならどれが得か」を判断したい方に向けています。
百貨店の外商カード(高島屋・三越伊勢丹・大丸松坂屋・阪急阪神など)は性格が大きく異なるため、本記事では扱いません。そちらは百貨店外商カードの取得難易度ガイドと百貨店ラウンジに入れるカード一覧にまとめています。
数値はすべて2026年5月29日時点で各カード会社・施設の公式サイトを確認したものです。条件は改定されることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事の結論
施設系カードの正体は、「その施設の中だけで効く高還元(おおむね2〜3%)」と「駐車場無料」の2つです。だから選び方は還元率ランキングではなく、次の3点で決まります。
- どの施設で年いくら使うか … 利用額が小さいと、年会費のぶん汎用1%カードに負けることがあります。
- 車で行くか … 車なら駐車場無料(1回でも数百円〜千円規模の節約)のほうが還元率より効きます。
- 複数施設をまたぐか … 三井不動産系のように対象施設が広いカードなら、1枚で複数の施設をカバーできます。
そして見落とされがちですが、「年に数回しか行かないなら、施設カードを作らず汎用1%カード+施設アプリで足りる」のも正しい選択です。むしろ三井ショッピングパークカードは2026年5月から「年1回も使わないと手数料1,650円」がかかるようになり、”持っているだけ”はマイナスになり得ます。
商業施設カードでやりがちな3つの誤解
誤解1:「年会費無料だから、持っておけば損しない」
これは2026年に崩れました。三井ショッピングパークカード《セゾン》は、2026年5月1日から年1回もカードを利用しないとカードサービス手数料1,650円(税込)が発生します(上位のプレミア・アメリカン・エキスプレス・カードは対象外)。三菱地所・東急・東武の一般カードはもともと年1,100〜1,375円の年会費がかかります。「使わないのに財布に入れておく」と、無料どころか持ち出しになるカードがあるということです。
誤解2:「施設カードはどれも高還元」
同じ「施設系」でも、施設内の還元率はGINZA SIXカードの0.5%から、三菱地所グループCARDゴールドの3%まで6倍の開きがあります。たとえば銀座でも、GINZA SIXカード(0.5%)で支払うより、年会費無料でどこでも1%還元の汎用カードのほうが高いという逆転すら起こります。「施設の名前がついているから得」とは限りません。
誤解3:「昔調べた情報のままで大丈夫」
この分野は直近数年で制度が大きく動いています。PARCOカードは2024年2月にクレディセゾン版が終了し、2025年からJFRカード版(国際ブランドはVisaのみ)へ移行しました。三井ショッピングパークの「スペシャルメンバーズプログラム(年間30〜200万円でボーナス)」は2021年に終了し、2026年5月時点では別のメダル制に変わっています。東急も2025年10月にポイント制度を改定しました。ネット上の解説は古いものが多く、年会費・ブランド・ポイント率が実際と違うことがあります。
選ぶ前に押さえる4つの判断軸
判断軸1:施設内還元率(施設の中でいくら戻るか)
「施設内還元率」は、その施設で買い物・食事をしたときだけ適用される優遇率です。施設の外で使うと通常還元率(多くは0.5〜1%)に下がります。
| カード | 施設内還元率 | 施設外 |
|---|---|---|
| 三菱地所グループCARDゴールド | 提携施設内 3%(100円→3P) | 1% |
| 三井ショッピングパークカード | 施設内 2%(100円→2P)+永久不滅ポイント | 0.5% |
| 東京ミッドタウンカード | 施設内 2%+永久不滅ポイント | 0.5% |
| 三菱地所グループCARD(一般) | 提携施設内 2%(100円→2P) | 1% |
| 東武カード(東京ソラマチ) | ソラマチ 2%(5のつく日5%/サンクス期間10%) | 0.5〜1% |
| GINZA SIXプレステージ | GINZA SIX内 1.0%(100円→1P) | —(公式に記載なし) |
| ヒルズカード | ヒルズポイント+クレジットポイントのダブル積算 | クレジットポイントのみ |
| GINZA SIXカード(標準) | GINZA SIX内 0.5%(200円→1P) | 0.5% |
ヒルズカード・三井系・東京ミッドタウンは「施設のポイント」と「カード会社のポイント」を二重取りできる構造なのがポイントです。たとえば三井ショッピングパークカードは、施設内で三井ショッピングパークポイント(100円税抜→2P=2%)に加えて永久不滅ポイント(1,000円税込→1P)も貯まります。ただし2つのポイントは使い道が分かれるため、「合算で何%」と単純化しにくいことは知っておきましょう。
判断軸2:駐車場無料特典(車で行くなら最優先)
還元率の差は、1万円使っても50〜300円の違いです。一方で駐車場無料は1回あたり数百円〜千円規模になることが多く、車で来館する人には還元率より金額インパクトが大きい特典です。
| カード | 駐車場無料の目安 |
|---|---|
| 三井ショッピングパークカード | ららぽーとTOKYO-BAY +3時間(全日)/ダイバーシティ東京プラザ +2時間/三井アウトレット幕張 2時間(平日)/多摩南大沢 4時間(平日)など |
| ヒルズカード | Mastercard利用で最大2時間(プレミアムステージ会員はアプリ提示で5時間) |
| 東武カード(東京ソラマチ) | 東京スカイツリータウン駐車場 2時間(2025年5月29日以降に発行されたカードが対象) |
| GINZA SIXプレステージ | GINZA SIX駐車場 2時間(1日1回) |
| 東京ミッドタウンカード | 東京ミッドタウン駐車場 常時1時間(上位メダルは3時間) |
| 三菱地所グループCARD | 丸の内パークイン(丸ビル・新丸ビル等の提携駐車場)最初の1時間 |
| GINZA SIXカード(標準) | GINZA SIX駐車場 1時間(年10回) |
| KITTE丸の内エポス/TOKYU CARD/PARCO/ルミネ | 公式に駐車場優待の記載なし(2026年5月確認) |
車で複数施設を回るなら、対象施設が広く無料時間も長い三井ショッピングパークカードが頭ひとつ抜けています。
判断軸3:年会費と無料化条件
| 年会費の段階 | カード |
|---|---|
| 年会費が永年無料 | ヒルズカード/東京ミッドタウンカード(通常)/KITTE丸の内エポス |
| 無料だが条件に注意 | 三井ショッピングパークカード(年1回未利用で手数料1,650円・2026年5月〜) |
| 年1,000〜1,400円台 | 三菱地所グループCARD一般(1,375円・初年度無料、年45,000円利用で翌年無料)/TOKYU CARD ClubQ JMB(1,100円・初年度無料)/東京スカイツリー東武カードPASMO(1,100円・初年度無料)/ルミネカード(1,048円・初年度無料)/PARCOカード(2年目1,100円・前年30万円利用で翌年無料) |
| 上位カード | GINZA SIXカード(2,200円)/TOKYU CARD ゴールド(6,600円)/東武カードゴールド(7,920円)/三菱地所ゴールド(11,000円)/GINZA SIXプレステージ(55,000円) |
年に数回しか行かないなら、年会費がかかるカードは回収しきれないことが多いので、年会費が永年無料のカードか、そもそも作らない選択が無難です。
判断軸4:対象施設のエリア網(生活圏から逆引きする)
施設系カードは「どのエリアで使うか」でほぼ決まります。複数施設をまたぐなら、対象施設が広いカードが効きます。
| エリア・施設 | 主なカード |
|---|---|
| 銀座(GINZA SIX) | GINZA SIXカード/プレステージ |
| 丸の内(丸ビル・新丸ビル・KITTE) | 三菱地所グループCARD/KITTE丸の内エポス |
| 渋谷・二子玉川(ヒカリエ・二子玉川ライズ) | TOKYU CARD ClubQ JMB |
| 表参道・原宿(表参道ヒルズ・ラフォーレ) | ヒルズカード |
| 六本木・麻布台(ヒルズ/ミッドタウン) | ヒルズカード/東京ミッドタウンカード |
| お台場・日本橋・川崎(ダイバーシティ・COREDO・ラゾーナ・ららぽーと) | 三井ショッピングパークカード |
| 押上(東京ソラマチ) | 東京スカイツリー東武カードPASMO |
| 新宿・有楽町(ルミネ・ニュウマン) | ルミネカード |
| 横浜みなとみらい(MARK IS・ランドマークプラザ) | 三菱地所グループCARD(みなとみらい一体型) |
9グループ主要カード横断比較表
主要な施設系カードを1枚にまとめました(各プログラムのブランド違い・路線違いの派生カードは代表カードに集約しています)。
| カード | グループ・主な施設 | 施設内還元 | 年会費 | 駐車場 | ブランド |
|---|---|---|---|---|---|
| ヒルズカードMastercard | 森ビル(六本木・麻布台・虎ノ門・表参道ヒルズ、ラフォーレ原宿) | ヒルズP+クレジットPの二重取り | 無料 | 最大2時間 | Mastercard |
| 三井ショッピングパークカード《セゾン》 | 三井不動産(ららぽーと・COREDO・お台場・川崎ほか全国) | 施設内2%+永久不滅 | 無料※未利用時1,650円 | 2〜3時間(施設別) | Visa/Mastercard/JCB/Amex |
| 同 プレミア・アメックス | 同上+旅行傷害保険 | 施設内2%+永久不滅 | 3,300円 | 同上(施設別) | Amex |
| 東京ミッドタウンカード《セゾン》 | 六本木・日比谷・八重洲 | 施設内2%+永久不滅 | 無料 | 1時間 | Visa/Mastercard/JCB/Amex |
| GINZA SIXカード | GINZA SIX | 0.5% | 2年目2,200円 | 1時間(年10回) | Visa |
| GINZA SIXプレステージカード | GINZA SIX | 1.0% | 55,000円 | 2時間(1日1回) | Visa/JCB |
| 三菱地所グループCARD(一般) | 丸の内・横浜MM・アウトレット | 施設内2% | 1,375円※初年度無料 | 丸の内1時間 | Visa/Mastercard/JCB |
| 三菱地所グループCARDゴールド | 同上 | 施設内3% | 11,000円 | 丸の内1時間 | Visa/Mastercard/JCB |
| 東京スカイツリー東武カードPASMO | 東京ソラマチ | ソラマチ2%(最大10%) | 1,100円※初年度無料 | 2時間 | Visa/Mastercard |
| TOKYU CARD ClubQ JMB | 渋谷ヒカリエ・二子玉川・東急百貨店 | 東急百貨店クレジット払い合計3% | 1,100円※初年度無料 | 公式記載なし | Mastercard(PASMO版は3ブランド) |
| PARCOカード | パルコ各店 | QIRA0.5%+PARCOポイント | 2年目1,100円 | 公式記載なし | Visa |
| ルミネカード | ルミネ・ニュウマン | 常時5%OFF(セール10%OFF) | 1,048円※初年度無料 | 公式記載なし | Visa/Mastercard/JCB |
| KITTE丸の内エポスカード | KITTE丸の内 | KITTEの日5%OFF・年4回P10倍 | 無料 | 公式記載なし | Visa |
※「無料※未利用時1,650円」は2026年5月1日以降、年1回も利用がない場合に発生するカードサービス手数料です。
この表から読み取れる要点は3つです。①還元率だけ見るなら三菱地所ゴールド(3%)や三井系・東京ミッドタウン(2%)が高い。②車なら三井系の駐車場優待が無料時間・対象施設ともに頭ひとつ抜けている。③ルミネカードだけは「ポイント還元」ではなく「常時5%OFF」という別の仕組みで、服や雑貨をルミネで買う人には分かりやすくお得です。
エリア別おすすめ
銀座(GINZA SIX)
GINZA SIXで駐車場無料(1時間×年10回)やお買物安心保険(年間最大200万円)を使うならGINZA SIXカード(初年度無料/2年目2,200円)。ただし還元率は0.5%なので、年会費2,200円を還元だけで取り返すには年44万円以上の利用が必要です。それ未満なら、年会費無料でどこでも1%の汎用カードのほうが得になります。年に数十万円以上GINZA SIXで使い、コンシェルジュや銀座の加盟店ダイニング優待まで欲しい人は、上位のプレステージ(55,000円・GINZA SIX内1.0%・旅行保険最高5,000万円)を検討します。なお「GINZA SIX カード ゴールド(三菱UFJニコス発行)」という券種も流通しています。本記事ではJFRカード公式が案内する2種(標準・プレステージ)を扱うため、ゴールドの現行条件は三菱UFJニコス公式でご確認ください。
丸の内(丸ビル・新丸ビル・KITTE)
丸の内で買い物・食事をするなら三菱地所グループCARD(一般1,375円・初年度無料・提携施設内2%)。年45,000円以上使えば翌年の年会費が無料になり、丸の内パークインで最初の1時間が無料です。丸の内でよく食事をして3%を狙うならゴールド(11,000円)ですが、一般カードでも提携施設内2%が付くため、ゴールドの上乗せ(+1%)で年会費差を取り返すには提携施設内で年110万円規模の利用が必要です。KITTE丸の内が中心なら、年会費永年無料で「KITTEの日(毎月20・21・22日)5%OFF」が効くKITTE丸の内エポスカードが手軽です。
渋谷・二子玉川(ヒカリエ・二子玉川ライズ)
東急沿線・渋谷ヒカリエ・二子玉川ライズが生活圏ならTOKYU CARD ClubQ JMB(1,100円・初年度無料)。東急百貨店ではクレジット払いで合計3%(2025年10月の制度改定で「獲得ポイント2.5%+クレジットポイント0.5%」の内訳)が貯まります。PASMO一体型を選べばオートチャージや定期券購入にも使え、TOKYU POINTとJALマイルの両方を貯められます。
表参道・原宿/六本木・麻布台(ヒルズ・ミッドタウン)
六本木ヒルズ・麻布台ヒルズ・虎ノ門ヒルズ・表参道ヒルズが生活圏ならヒルズカードMastercard(年会費無料)。2026年4月1日からはラフォーレ原宿も対象施設に加わりました。同じ六本木でも東京ミッドタウンが中心なら東京ミッドタウンカード《セゾン》(無料・施設内2%+永久不滅ポイント)が合います。どちらも駐車場無料が付くので、車派にも向きます。
お台場・日本橋・川崎(ダイバーシティ・COREDO・ラゾーナ・ららぽーと)
複数の三井不動産系施設を使うなら、対象施設が全国に広い三井ショッピングパークカード《セゾン》(無料・施設内2%)が最有力です。駐車場無料も施設別に2〜3時間と長め。旅行傷害保険も欲しい人はプレミア・アメリカン・エキスプレス・カード(3,300円)にすると、施設特典はそのままに最高3,000万円の旅行傷害保険が付きます。
押上(東京ソラマチ)/新宿・有楽町(ルミネ)
東京スカイツリータウン・東京ソラマチをよく使うなら東京スカイツリー東武カードPASMO(1,100円・初年度無料)。ソラマチで2%(5のつく日は提示で5%、スペシャルサンクス期間は10%)、駐車場2時間無料が付きます。ルミネ・ニュウマンで服や雑貨を買うことが多いならルミネカード(1,048円・初年度無料)。ポイントではなく会計時に常時5%OFF(セール時は10%OFF)になるため、年に2万円ちょっとルミネで使えば5%OFFで年会費(1,048円)を取り返せます。
主要カードの個別詳細
ここからは主要カードを1枚ずつ紹介します。
- 森ビル系の主要ヒルズをほぼ網羅し、施設内ではヒルズポイントとクレジットポイントを二重取りできる
- 2026年4月1日からラフォーレ原宿も対象に加わり、表参道・原宿エリアでも使える
- 年会費が永年無料で、入会当日からGoogle Pay経由で使える
- グランドハイアット東京・ジャヌ東京など施設内のホテル・レストランもポイント対象
- ヒルズポイントは税込110円→1P(約0.9%)で、合算の還元率を公式は明示していない
- 駐車場の無料時間は施設ごとに条件が異なる(公式の駐車料金表に施設別の時間が掲載されている)
- 六本木・麻布台・虎ノ門・表参道のヒルズ各施設を日常的に使う人
- 年会費をかけずにヒルズの買い物・駐車をお得にしたい人
- 対象施設が全国に広く、複数の三井不動産系施設を1枚でカバーできる
- 施設内は三井SPポイント2%に永久不滅ポイントが上乗せされる二重取り構造
- 駐車場無料が施設別に2〜3時間と長く、車で来館する人に効く
- 年間利用額に応じた「メンバーズプログラム」(メダル制:SILVER5万/GOLD10万/PREMIUM30万)でボーナスポイントが付く
- 2026年5月1日から、年1回も利用しないとカードサービス手数料1,650円が発生する
- 付帯保険がない(保険が欲しい場合は下のプレミア・アメックス版)
- 旧「スペシャルメンバーズプログラム」は2021年に終了済みで、現行は別制度
- ららぽーと・アウトレット・COREDOなど三井系施設を複数使う人
- 車で来館して駐車場無料をフル活用したい人
- 通常版と同じ施設特典(施設内2%・駐車場優待)を保ったまま、最高3,000万円の旅行傷害保険が付く
- 海外利用で永久不滅ポイントが2倍になる
- 年1回未利用の手数料1,650円が対象外なので、使う頻度が低くても安心
- 国際ブランドはAmex固定
- ショッピング保険の上限金額は公式で明示されていないため、利用前に確認したい
- 三井系施設をよく使い、旅行傷害保険も1枚にまとめたい人
- 通常版の「未利用手数料」を避けたい、利用頻度が読めない人
- 東京ミッドタウン内で三井SPポイントと永久不滅ポイントを二重取りできる
- 国際ブランドをVisa/Mastercard/JCB/Amexから選べる
- プレミア・アメックス版(3,300円)なら最高3,000万円の旅行傷害保険が付く
- 高還元は東京ミッドタウン内が中心で、施設外は通常還元(0.5%前後)
- 日比谷・八重洲は三井ショッピングパーク対象施設としての扱い
- 東京ミッドタウン(六本木・日比谷・八重洲)を日常的に使う人
- 六本木で車を使い、駐車場無料も活用したい人
- GINZA SIXでの買い物・駐車に使える銀座特化のスタンダードカード
- お買物安心保険が年間最大200万円(補償期間最大180日)と手厚め
- 家族会員が無料
- 還元率は0.5%で、利用額が少ないと年会費2,200円を回収しにくい(年44万円以上が目安)
- 国際ブランドはVisaのみ
- GINZA SIXで年間数十万円以上を使う人
- 銀座での買い物保険・駐車場無料を重視する人
- GINZA SIX内の還元率が標準カードの倍(1.0%)
- 24時間対応のコンシェルジュと銀座の加盟店ダイニング優待が付く
- 旅行傷害保険が最高5,000万円と上位カードらしい手厚さ
- 年会費55,000円は、GINZA SIX利用だけで回収するには年550万円ほど必要
- 空港ラウンジ・プライオリティパス・Visaプラチナホテルダイニングは公式ページに記載がなく、本記事では特典として数えていない
- GINZA SIXを非常に高頻度・高額で使い、コンシェルジュやダイニング優待まで使い切れる人
- 丸ビル・新丸ビルなど丸の内エリアで施設内2%還元
- 年45,000円以上の利用で翌年の年会費が無料になる
- 丸の内の提携駐車場(約5,000台)で最初の1時間が無料
- 高還元は提携施設内が中心(施設外は1%)
- 丸の内MY PLAZA駐車場の土日祝1時間無料とは併用不可
- 丸の内エリア(丸ビル・新丸ビル等)で買い物・食事をする人(横浜みなとみらいは一体型の別券種)
- 年4.5万円以上使って年会費を無料化できる人
- 提携施設内の還元率が3%と施設系カードでは最高水準
- 旅行傷害保険が海外・国内とも最高5,000万円
- 一般カードでも提携施設内2%が付くため、ゴールドの上乗せ(+1%)で年会費差を取り返すには提携施設内で年110万円規模の利用が必要
- 空港ラウンジの詳細は公式でご確認を(旅行傷害保険は比較サイトに「海外1億円」とあるが、三菱UFJニコス公式の記載は海外・国内とも5,000万円)
- 丸の内エリアで提携施設内の利用が年110万円規模に達し、ゴールドの上乗せ(一般2%→3%)を活かせる人(横浜みなとみらいの施設別倍率は公式でご確認を)
- 旅行傷害保険も1枚にまとめたい人
- 東京ソラマチで2%還元、キャンペーン期間は最大10%
- スカイツリータウン駐車場が2時間無料
- PASMOオートチャージ・定期券購入に対応
- 駐車場2時間無料は2025年5月29日以降に発行されたカードが対象
- 高還元はソラマチ中心(駅ビル・一般加盟店は0.5〜1%)
- 東京ソラマチをよく使う人・押上周辺で車を使う人
- 東武沿線でPASMOを使う人
- 東急百貨店でクレジット払いをすれば合計3%相当
- TOKYU POINTとJALマイルを両方貯められる
- PASMO一体型ならオートチャージ・定期券購入にも使える
- 渋谷ヒカリエ ShinQs・二子玉川ライズの施設別還元率は東急カード公式で最新の数値をご確認ください(東急百貨店のクレジット払い合計3%は確認済み)
- 2025年10月にポイント制度が改定されている(最新の内訳は公式で確認を)
- 渋谷・二子玉川・東急百貨店をよく使う東急沿線在住の人
- JALマイルも貯めたい人
- パルコ各店でPARCOポイントとQIRAポイントを併用して貯められる
- 前年に30万円以上使えば翌年の年会費が無料
- 初年度年会費が無料
- 2024年2月に旧クレディセゾン版が終了し、2025年からJFRカード版に移行(国際ブランドはVisaのみに縮小)
- 「10年間年会費無料」とする情報がありますが、公式LPに記載があるのは2026年2月28日までの申込キャンペーンです(最新の条件は公式でご確認ください)
- 渋谷・池袋などパルコをよく使う人
- 年30万円以上使って年会費を無料化できる人
- ポイントではなく会計時に常時5%OFFになるため分かりやすくお得
- 年数回のセール時は10%OFF
- Suicaチャージや定期券購入でもJRE POINTが貯まる
- 5%OFFはルミネ・ニュウマンでの買い物が対象(食品・一部除外あり)
- 年会費1,048円は、年に2万円ちょっとルミネで使えば5%OFFで取り返せる
- 新宿・有楽町などルミネ/ニュウマンで服や雑貨をよく買う人
- ポイントより「その場で値引き」が分かりやすい人
上位カードを足す価値はあるか(損益分岐)
GINZA SIXプレステージ(55,000円)・三菱地所ゴールド(11,000円)・三井SPプレミアAmex(3,300円)といった上位カードは、「施設をよく使う人ほどお得」と思われがちですが、施設内還元の上乗せだけで年会費を取り返すのは簡単ではありません。
| 上位カード | 年会費 | 施設内還元 | 施設利用だけで回収する目安 |
|---|---|---|---|
| GINZA SIXプレステージ | 55,000円 | 1.0% | 年約550万円 |
| 三菱地所ゴールド | 11,000円 | 3%(一般は2%、差分1%で計算) | 差分だけなら年約110万円 |
| 三井SPプレミアAmex | 3,300円 | 2%(通常版と同率) | 施設還元では回収できない(価値は保険側) |
つまり上位カードの本当の価値は、施設の還元率ではなく「コンシェルジュ・旅行傷害保険といった汎用特典」にあります。これらを実際に使うかどうかで判断すべきで、「施設のヘビーユーザーだから上位カード」という選び方は当てになりません。
年会費1万円前後のゴールドカードを施設に縛られず選びたい場合は、年会費1万円未満で持てるゴールドカードの特典比較もあわせてご覧ください。
利用額別:作る?作らない?(年間シミュレーション)
施設カードを作る価値は「その施設で年いくら使うか」と「車で行くか」で決まります。施設内2%の代表的なカードを例に、年会費無料でどこでも1%の汎用カードと比べた年間の損得を整理しました(ポイントを1円換算した目安)。
| 施設での年間利用額 | 施設カード(施設内2%)で戻る額 | 汎用1%カードとの差 | 判断の目安 |
|---|---|---|---|
| 年3万円 | 600円 | +300円 | 年会費の無料化条件(年4.5万円利用など)に届かないことが多い。年会費無料カードか「作らない」が無難 |
| 年10万円 | 2,000円 | +1,000円 | 三菱地所一般などの無料化条件(年4.5万円利用)を満たし実質無料に。無料の三井SP・ヒルズも当然得 |
| 年30万円 | 6,000円 | +3,000円 | ほぼ全カードで黒字。施設カードを持つメリットが明確になる利用額 |
さらに車で行くなら、駐車場無料が1回あたり数百円〜千円規模になるため、月1回通うだけで年に数千円〜1万円が浮きます。利用額が小さくても、駐車場無料が付くカード(三井系・ヒルズ・東武ソラマチ)なら元を取りやすくなります。
逆に、年に数回しか行かず車も使わないなら、次の「作らない」という選択が無駄のない答えです。
「作らない」という選択肢
次のすべてに当てはまるなら、施設系カードを作らず、年会費無料で1%還元の汎用カード+施設の無料アプリ会員で十分なことが多いです。
- 特定の施設に年数回しか行かない
- 車を使わない(駐車場無料の恩恵がない)
- 行く施設が毎回バラバラで、1つのグループに集中していない
施設の多くは無料アプリ(ヒルズアプリ、三井ショッピングパークアプリなど)で会員ポイントだけは貯められます。カードを増やすと年会費・管理の手間も増えるため、「とりあえず作る」より「集中して使う施設が決まってから作る」ほうが無駄がありません。
百貨店外商カードとの違い
施設系カードとよく混同されるのが、百貨店の「外商カード(お得意様カード)」です。両者は性格がまったく違います。
- 施設系カード(本記事): 誰でも申し込める。施設内還元2〜3%や駐車場無料が中心。年会費無料〜数千円が主流。
- 百貨店外商カード: 招待制・申込制が混在し、取得に年間購入額や審査が絡む。割引率が高い代わりにハードルも高い。
百貨店の外商カードや百貨店ラウンジについては、別記事にまとめています。
なお、アトレ各店の会員向けに駅ビル専用カードもありますが、対象が限られ比較データも少ないため本記事の主要比較からは外しています。
よくある質問
Q. 商業施設カードは何枚まで作るべき? A. 「集中して使う施設のグループ」ごとに1枚が目安です。三井系・森ビル系・東急系などをまたいで使う場合でも、よく行く順に1〜2枚に絞るのが管理しやすく、年会費の無駄も避けられます。
Q. 還元率が高いカードを選べば間違いない? A. 車で来館するなら駐車場無料(1回でも数百円〜千円規模の節約)のほうが効くことが多く、還元率の高いカードが正解とは限りません。利用シーン(買い物中心か、車か)で選び分けてください。
Q. 三井ショッピングパークカードは無料なのに手数料がかかると聞きました。 A. 2026年5月1日から、年1回も利用がない場合にカードサービス手数料1,650円(税込)が発生します。年に1回でも使えばかかりません。上位のプレミア・アメリカン・エキスプレス・カード(3,300円)は対象外です。
Q. ルミネカードはポイントが貯まるカードですか? A. ルミネ・ニュウマンでは「常時5%OFF(セール時10%OFF)」という値引きが主役で、JRE POINTも別途貯まります。服や雑貨をルミネで買う人には分かりやすくお得です。
Q. GINZA SIXのゴールドカードはどれですか? A. JFRカードが2026年5月時点で案内しているのは「GINZA SIXカード(標準)」と「プレステージ」の2種です。三菱UFJニコス発行のゴールド券種も流通していますが、本記事ではこの2種を扱います。ゴールドの現行条件は三菱UFJニコス公式でご確認ください。
申し込み前に公式で確認したい点
次の点は各公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします(条件は改定されることがあります)。
- 渋谷ヒカリエ ShinQs・二子玉川ライズの施設別還元率(2025年10月の東急ポイント制度改定後の最新の数値は東急カード公式で確認してください)
- PARCOカードの「10年間年会費無料」とする情報(公式LPには記載がなく、公式は2026年2月28日までの申込キャンペーンを案内しています)
- GINZA SIX カード ゴールド(三菱UFJニコス発行)の現行の年会費・還元率・空港ラウンジ・保険(三菱UFJニコス公式で確認してください)
- 三菱地所グループCARDゴールドの空港ラウンジの有無、みなとみらい一体型(MARK IS・ランドマークプラザ)での施設別還元倍率(公式で確認してください)
- 各プレミア・アメリカン・エキスプレス・カードのショッピング保険の上限金額(公式で確認してください)
まとめ
都内の商業施設カードは、「施設内2〜3%+駐車場無料」が本体です。選び方は還元率ランキングではなく、①どの施設で年いくら使うか ②車で行くか ③複数施設をまたぐかで決まります。
- 三井系を広く使う・車派 → 三井ショッピングパークカード(無料・施設内2%・駐車場2〜3時間)
- ヒルズ各施設 → ヒルズカード/六本木ミッドタウン → 東京ミッドタウンカード
- 銀座GINZA SIX → GINZA SIXカード(高頻度・高額ならプレステージ)
- 丸の内・横浜MM → 三菱地所グループCARD(食事多めならゴールド)
- 押上ソラマチ → 東武カードPASMO/渋谷・二子玉川 → TOKYU CARD ClubQ JMB
- ルミネで服を買う → ルミネカード(常時5%OFF)
- 年数回しか行かない → 作らず汎用1%カード+施設アプリで十分
百貨店の外商カード・ラウンジは別記事にまとめています。あわせてご覧ください。
参考情報・確認日
すべて2026年5月29日に各公式サイトで確認しました。
- ヒルズカード公式: https://www.hillscard.com/
- 東京ミッドタウンカード公式: https://www.tokyo-midtown.com/jp/card/
- 三井ショッピングパークカード(セゾン): https://www.saisoncard.co.jp/lineup/ca150.html / カードサービス手数料: https://www.saisoncard.co.jp/topic/entry/lp_cardservicefee_list/
- 三井ショッピングパーク メンバーズプログラム: https://mitsui-shopping-park.com/msppoint/membersprogram/
- GINZA SIXカード/プレステージ(JFRカード): https://www.jfr-card.co.jp/ginza6card/
- 三菱地所グループCARD: https://www.mec-card.jp/marunouchi/ / ゴールド: https://www.cr.mufg.jp/apply/card/mec_gold/index.html
- KITTE丸の内エポスカード: https://www.eposcard.co.jp/collabo/kitmar/
- TOKYU CARD: https://www.topcard.co.jp/ / 2025年制度改定: https://www.tokyu-dept.co.jp/clubq/2025newsystem/index.html
- 東京スカイツリー東武カードPASMO: https://www.tobucard.jp/lineup/skytree/
- PARCOカード: https://www.jfr-card.co.jp/parcocard/
- ルミネカード: https://www.lumine.ne.jp/card/