広告・PR|本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載情報は記事中の日付時点のものです。最新の条件・特典は各カード会社の公式サイトでご確認ください。調査方法:公式サイト・規約・FAQを横断確認しています。未確認情報は本文中に「未確認」と明記しています。
はじめに
フライト修行を乗り越えて手に入れたANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)。一生モノのスターアライアンス・ゴールドだと思っていた方も多いはずです。ところが2026年4月、ANAは制度変更を発表しました。2028年度からは、ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円未満だとANAラウンジが使えなくなり、スターアライアンスのステイタスもゴールドからシルバーへ下がります。しかも、これから取る人だけでなく、すでにSFCを持っている人も全員が対象です。「カードを持っているだけで一生スタアラ・ゴールド」という前提が崩れ、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。
そこで気になるのが、「フライトの修行や高額決済をせず、クレジットカードの保有・利用だけで航空会社の上級会員(エリートステータス)になる道は残っているのか」という疑問です。この記事は、JAL・ANA以外の外航系マイルカードを中心に、カードだけで上級会員資格を取得・維持できるカードはどれかを1枚ずつ判定したものです。
対象は、ユナイテッド航空・デルタ航空・大韓航空・キャセイパシフィック・エールフランス/KLM・ベトナム航空・ルフトハンザ系・シンガポール航空の提携カード、計39枚です。各社の公式情報を2026年6月4日時点で確認し、デルタ航空とANA SFCについては公式ページを実機で確認しています。マイルの「貯まりやすさ」で選びたい方は関連記事のJAL・ANA以外の航空会社マイルを貯めるクレカ【2026年完全版】を、ANAマイル側の考え方はANAマイルの貯め方2026をご覧ください。
この記事の結論
外航系マイルカード33枚に、ルフトハンザ系 Miles & More 2枚とシンガポール航空 KrisFlyer 4枚を加えた計39枚を調べた結論は、次の通りです。
フライトせず、カードの保有・利用だけで航空会社の上級会員資格を得られるのは、実質4枚だけでした。
| 取得タイプ | 枚数 | 該当カード |
|---|---|---|
| (a) 保有するだけで付与 | 2枚 | ベトナムエアラインズカード(LotusMiles Titanium)/ベトナムエアラインズゴールド(Gold) |
| (b) 年間利用額の条件達成で付与 | 2枚 | デルタ スカイマイル アメックス(シルバーメダリオン)/同ゴールド(ゴールドメダリオン) |
| (d) 付与なし(マイルが貯まるだけ) | 35枚 | ユナイテッド/大韓航空/キャセイ/フライングブルー/Miles&More/KrisFlyer の各カード ほか |
残りの35枚は、年会費が5万円を超える上位カードであっても上級会員資格は付かず、貯まるのは特典航空券などに交換するためのマイルだけです。「高い年会費のカードを持てば上級会員になれる」という期待は、ほとんどのケースで成り立ちません。
前提:ANA SFCが2028年度に改悪される
この記事を「ANA以外の上級会員」という視点で読む背景には、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の制度変更があります。ANA公式が2026年4月に発表した内容では、2028年度からSFCの特典が年間決済額で2区分に分かれます。
| 区分 | 条件(ANAカード・ANA Pay 年間決済額) | ANAラウンジ | スターアライアンスのステイタス |
|---|---|---|---|
| SFC PLUS | 300万円以上 | 利用できる | ゴールド(+5,000マイル進呈) |
| SFC LITE | 300万円未満 | 利用できない | シルバーに変わる |
判定期間は2026年12月16日〜2027年12月15日で、2028年4月から新区分が始まります。すでにSFCを持っている人も含めて全員が対象で、100万ANAライフタイムマイル到達者だけは決済額に関わらずSFC PLUSになります。つまり「カードを持っているだけで一生スターアライアンス・ゴールド」だった従来の前提が崩れ、年300万円という決済のハードルが新たに加わります。
ここで先に大切な注意点を挙げます。ANA SFCはスターアライアンスの資格です。一方で、この記事で「カードだけで取れる」と判明した上級会員資格は、いずれもスカイチーム(ベトナム航空・デルタ航空)でした。つまり外航系カードはANA SFCの“スターアライアンス・ゴールドの代わり”にはなりません。むしろ後半で見るように、スターアライアンス系の提携カード(ユナイテッド・Miles & More・KrisFlyer)はカードでは1枚も上級会員資格が取れません。だからこそ、「カードだけで上級会員になれる航空会社はどこなのか」を一度横断で把握しておく価値があります。
よくある失敗:高い年会費を払っても「マイルが貯まるだけ」
最初に、多くの人がはまる勘違いを共有します。上級会員資格(ラウンジ利用・優先搭乗・優先チェックイン・手荷物優遇など)は、ほとんどの航空会社で「実際にその航空会社の飛行機に乗った実績」で判定されます。カード利用で貯まるマイルは、特典航空券に交換するための通貨であって、上級会員資格を判定する指標とは別物です。
たとえばユナイテッド航空では、上級会員(Premier)の判定に使うのは「PQP(プレミア資格ポイント)」という別指標で、これは日本発行のカード利用では貯まりません。年会費55,000円のMileagePlusセゾンプラチナを持っても、最下位のPremier Silverすら付与されないのが実態です。つまり「価格の高いカード=ステータスが付く」という相関は存在しません。次章で、その例外となる4枚を見ていきます。
上級会員資格の3タイプ(判断軸 a / b / d)
カードと上級会員資格の関係は、次の3タイプに整理できます。この記事では各カードをこの記号で判定します。
| タイプ | 意味 | 読者にとっての価値 |
|---|---|---|
| (a) 保有付与 | カードを持っているだけで上級会員資格が付く(フライト不要) | 最も価値が高い。入会だけでラウンジ等が使える |
| (b) 利用額付与 | 年間のカード利用額が条件に達すると付く(または初年度のみ無条件) | 決済額を出せる人なら有効。維持コストとセットで判断 |
| (d) 付与なし | 保有・利用ではステータスは付かない。貯まるのはマイルのみ | 上級会員目的では選ぶ意味がない。マイル効率や付帯特典で選ぶ |
39枚のうち、(a)はベトナム航空の2枚、(b)はデルタ アメックスの2枚だけです。残り35枚はすべて(d)でした。
<唯一の抜け道①>ベトナム航空:保有だけでスカイチームのエリート
39枚の中で唯一、カードを持っているだけで(1フライトも乗らずに)航空会社の上級会員資格が付くのがベトナム航空の提携カードです。通常、ベトナム航空のLotusMilesでTitanium会員になるには15,000ティアマイル、Gold会員になるには30,000ティアマイル=国際線を年に何度も飛ぶ必要があります。それをカード入会だけで丸ごとスキップできるのは、日本市場では極めて珍しい設計です。
特にベトナムエアラインズカード(一般)は、年会費5,500円(税込・初年度無料)でLotusMiles Titaniumが付きます。この記事で調査した39枚の中でも「最小コストで航空会社の上級会員ステータスを得られる」例外的な1枚です。年会費が5万円を超える上位カードでもステータスが付かないものが大半であることを考えると、コストパフォーマンスは際立っています。
ただし注意点として、付与されるTitanium/Goldはスカイチームの「エリート」に相当し、ラウンジへ同伴者を入れられる「エリートプラス」(LotusMilesではPlatinum)ではありません。「エリートプラスがもらえる」と書いているブログがありますが誤りです。
- カード入会だけでLotusMiles Titanium会員が自動付与され、入会後1〜2週間で反映される
- スカイチーム エリートとして優先搭乗・優先チェックイン・追加手荷物(23kg×1個)などが利用できる
- フライト実績で本来必要な15,000ティアマイルを乗らずに獲得できる、数少ないカード
- ベトナム航空便利用時は搭乗マイルに30%のボーナスが付く
- 付与されるTitaniumはスカイチーム「エリート」だが、**空港ラウンジは対象外**(公式上Titaniumはラウンジアクセスなし)。ラウンジを使いたいならゴールドカードか別カードが必要
- 特典の多くはベトナム航空(VN)運航便の利用時が中心で、スカイチーム他社便では細部が異なる
- ステータス維持の更新条件(保有継続だけで再付与されるか)は公式の明文が乏しいため、継続前提で考える場合は公式サイトで確認することをおすすめします
- フライト実績を積まずに、低年会費でスカイチームのエリート資格(優先搭乗・優先チェックイン・追加手荷物)が欲しい人
- ベトナム・東南アジア方面へ行く機会があり、ラウンジまでは不要という人
- カード入会だけでLotusMiles Gold会員(上から2番目)が自動付与される
- Titanium特典に加え、ベトナム航空の自社ラウンジ(ロータスラウンジ・同伴1名)利用・超過手荷物の優遇などが受けられる
- 本来Goldに必要な30,000ティアマイルをフライトなしで獲得できる
- **Goldもスカイチーム「エリート」止まり**で、エリートプラスではない。ラウンジ利用はベトナム航空の自社ラウンジが中心で、**スカイチーム他社便で広くラウンジを使える「エリートプラス」はPlatinum以上が必要=カード保有だけでは届かない**
- 年会費44,000円は、ステータス目的と割り切れるかどうかで評価が分かれる(広くラウンジを狙うならデルタ アメックス ゴールドのほうがエリートプラスで合理的)
- 維持条件の公式明文が乏しいため、継続前提で考える場合は公式サイトで確認することをおすすめします
- 年会費を払ってでも、フライトなしでスカイチーム エリートの上位(Gold)を確保したい人
- ベトナム航空に乗る機会があり、自社ラウンジを使いたい旅行者
<抜け道②>デルタ アメックス:初年度メダリオン+2年目以降は利用額
もう一つの例外が、デルタ スカイマイルのアメリカン・エキスプレス・カードです。こちらは「保有だけ」ではなく、入会初年度は無条件でメダリオン会員資格が付き、2年目以降は年間のカード利用額が条件になります(タイプb)。デルタ航空の日本公式ページを実機で確認したところ、メダリオンが付くのはこのアメックス2枚だけで、同じデルタ提携でもダイナース・JCB・TRUST CLUBのカードには付きません。
ここが本記事で最も重要な軸です。ラウンジが広く使える「スカイチーム エリートプラス」に、カードの保有・利用だけで届くのは、実はデルタ スカイマイル アメックス ゴールド(ゴールドメダリオン)だけです。ベトナム航空のカードはGoldでも「エリート」止まり(ラウンジはベトナム航空の自社ラウンジが中心)、デルタ アメックス(一般)もシルバーメダリオン=エリートのため、スカイチーム他社便でも広くラウンジを使いたいなら、選択肢はデルタ アメックス ゴールドに絞られます。
決済額の観点でも比較できます。ANA SFC PLUSの維持に必要なのは年間300万円ですが、デルタ ゴールドメダリオンの2年目以降の維持はそれより低い水準とされます(複数の情報では年150万円程度。ただしデルタ公式は「利用額に応じ」として具体額を明示していないため、申込前にアメリカン・エキスプレス公式で確認してください)。「年300万円は無理でも、メインカードに集約すれば届く」層には現実的な選択肢になり得ます。
重要な注意として、これは2018年6月の改定後の仕様です。それ以前は「カードを保有している限りずっと付与」でしたが、現在は初年度のみ無条件で、維持には利用額が必要になりました。「アメックスを持てば永久に上級会員」という古い解説は現在は当てはまりません。
- 入会から1年間はシルバー メダリオン会員資格が無償で付与される
- デルタ航空のチェックイン・手荷物・優先搭乗など、スカイチーム エリートの優遇が受けられる
- 5,000マイルの入会ボーナス、海外利用30%ボーナスマイルなど積算面も手厚い
- 2年目以降の更新には利用額条件がある(デルタ公式は「年間20,000米ドル以上」と表示。円建ての条件はアメリカン・エキスプレス公式サイトで確認してください)
- 付与されるのはシルバー(エリート)で、ラウンジ同伴などのエリートプラスではない
- 2018年6月の改定で「保有で永続」ではなくなっている
- デルタ航空・スカイチーム便に乗る機会があり、まずシルバーメダリオンを足がかりにしたい人
- 年間の決済額をある程度カードに集約できる人
- 入会から1年間はゴールド メダリオン会員資格が付与される(スカイチーム エリートプラス相当)
- エリートプラスは提携ラウンジ利用などエリートより優遇が広い
- 8,000マイルの入会ボーナス、海外利用50%ボーナスマイル、継続3,000マイルなど
- 2年目以降は1年間のカード利用額に応じてゴールドまたはシルバーが決まる(金額はカード一覧ページに非掲載のため、アメリカン・エキスプレス公式サイトで確認してください)
- 年会費28,600円は、ステータスと付帯特典に見合うかで判断する
- こちらも2018年6月改定後の「初年度のみ無条件」仕様
- デルタ便によく乗り、エリートプラス(ゴールドメダリオン)を狙いたい人
- 利用額を出せて、初年度から上位ステータスを確保したい人
なぜ多くのカードでは上級会員になれないのか
残り35枚が(d)=「付与なし」になる理由は共通しています。航空会社のステータスは「マイル」とは別の、フライト専用の指標で判定されるからです。カードでいくらマイルを貯めても、この指標は1ポイントも増えません。
| プログラム | ステータス判定の指標 | カードで貯まるか |
|---|---|---|
| ユナイテッド MileagePlus | PQP(プレミア資格ポイント)+搭乗回数 | 日本発行カードでは貯まらない |
| 大韓航空 SKYPASS | 搭乗マイル・搭乗回数・搭乗ポイント | 貯まらない(実搭乗が必須) |
| キャセイパシフィック | Status Points | 貯まらない |
| フライングブルー | XP(エクスペリエンスポイント) | 貯まらない |
| Miles & More | Points+Qualifying Points | 貯まらない |
| KrisFlyer | Elite Miles(マイルとは別) | 貯まらない |
たとえばシンガポール航空KrisFlyerでは、カードで貯まるのは特典交換用の「KrisFlyerマイル」で、上級会員(Elite Silver/Gold)の判定に使う「Elite Miles」は別物です。カードを年間数百万円使ってもElite Milesは増えません。この「マイルとステータス指標の二重構造」を知っておくと、カード選びの誤解を避けられます。
プログラム別・上級会員が「付かない」群の理由
(d)に分類された主なプログラムについて、上位カードでも付かない理由を具体的に挙げます。
- ユナイテッド MileagePlus(12枚):PQPがカード利用で貯まるのは米国発行のカード限定。日本発行のセゾン・JCB・三菱UFJ・UC・ダイナースでは付与確認できず。年会費52,800円のダイナースファーストでもPremier Silverは付かない。
- 大韓航空 SKYPASS(5枚):最下位の上級会員(モーニングカームクラブ)でも、累計5万マイル(うち大韓航空便搭乗3万)か大韓航空便40回搭乗が必要。カードのショッピングマイルは資格に算入されない。
- キャセイパシフィック(2枚):カード入会で付くのは最下位の「Green会員」で、これはoneworldステータスを持たない入会レベル。ラウンジ等のoneworld優遇はSilver以上=実搭乗が必要。
- エールフランス/KLM フライングブルー(4枚):XPはフライトでのみ加算。「VISAゴールドでエリートプラス」は後述の通り終了済み。
- Miles & More(2枚):上級会員(Frequent Traveller/Senator/HON Circle)はフライトのPointsで判定。むしろ年会費が「すでに上級会員の人を割引する」設計で、カードで資格を取る関係ではない。
- KrisFlyer(4枚):上記の通りElite Milesがカードでは貯まらない。
古い情報・新規申込停止で失敗しないために
このジャンルは、改悪・キャンペーン終了・新規申込停止が頻繁に起きています。「去年の記事のおすすめ」が今は作れない、条件が違う、ということが珍しくありません。2026年6月時点で特に注意したいのは次の3点です。
- フライングブルー VISAゴールドの「エリートプラス自動付与」は終了済み:これは2017年10月末申込分までの期間限定キャンペーンで、付与されたステータスも2019年3月で失効しています(公式アーカイブは確認できず、業界記事ベース)。今も紹介しているブログがありますが、現在は付与されません。
- 新規申込が停止されたカードがある:シンガポール航空 KrisFlyerのJCBカード(一般・ゴールド)は2026年5月15日、フライングブルーのJCBカード(一般・ゴールド)は2026年5月29日に新規申込受付を停止しました(いずれも既存会員は継続利用可)。今から作れるのはVISA系のみです。
- デルタ アメックスのメダリオンは2018年に改悪済み:「保有で永続」から「初年度のみ無条件+以降は利用額」へ変わっています。
SFCを守るか、外航系に切り替えるか — 決済額で選ぶ3ルート
SFC改悪を受けて「自分はどうすべきか」を、年間のカード決済額で整理すると次の3ルートになります。
ルート1:年間300万円以上を決済できる/出張が多い → SFCをそのまま維持(SFC PLUS) ANAカード・ANA Payで年300万円を決済できるなら、SFC PLUSのままスターアライアンス・ゴールドとANAラウンジを維持できます。国内線(ANA)の使い勝手はスターアライアンスが最強で、外航系カードはこの代わりにはなりません。無理に乗り換える必要はありません。
ルート2:年150万円〜300万円未満/海外(特にアジア・欧米)によく行く → デルタ アメックス ゴールドを検討 SFC PLUSの300万円は厳しいが、メインカードに集約すれば150万円前後は届く——という層には、デルタ アメックス ゴールドが現実的です。前述のとおり、カードで届く唯一のスカイチーム エリートプラスで、ラウンジを広く使えます(2年目以降の維持に必要な決済額はデルタ公式が金額を明示していないため、申込前にアメリカン・エキスプレス公式で確認してください)。スカイチーム(デルタ・大韓航空・エールフランス等)中心の旅程と相性が良い選択です。
ルート3:決済額は年150万円未満/安くステータスのお守りが欲しい → ベトナム航空カード 決済額をそれほど出せないなら、ベトナム航空カード(一般5,500円・初年度無料/ゴールド44,000円)で、低コストにスカイチーム エリートをキープできます。ただし一般カードはラウンジ対象外、ゴールドもベトナム航空の自社ラウンジ中心という点は理解しておきましょう。
※いずれもスカイチーム系で、ANA SFCのスターアライアンス・ゴールドの直接の代替にはなりません。アライアンスが変わる点には注意してください。
目的別の選び方
| あなたの状況 | 選ぶべきカード | 理由 |
|---|---|---|
| フライトせず今すぐスカイチームのエリートが欲しい | ベトナムエアラインズカード/ゴールド | 39枚で唯一、保有だけで資格が付く(タイプa) |
| デルタ便に乗る・メダリオンを足がかりにしたい | デルタ スカイマイル アメックス/ゴールド | 初年度無条件でメダリオン(タイプb) |
| 上級会員目的では選ぶ意味がない | United/SKYPASS/Cathay/Flying Blue/Miles&More/KrisFlyer | ステータスは付かない。マイル効率や付帯特典で選ぶべき群 |
なお、ステータスではなくマイルの貯めやすさで比較したい場合は、関連記事のJAL・ANA以外の航空会社マイルを貯めるクレカを参照してください。JAL・ANA側の上級会員(JGC・SFC)を狙う場合は、考え方が異なります(ANAマイルの貯め方2026)。
全件判定表(プログラム別 a / b / d 一覧)
39枚をプログラム単位で集計した判定です。
| プログラム(アライアンス) | 枚数 | 上級会員が取れるカード | 判定 |
|---|---|---|---|
| ユナイテッド MileagePlus(スターアライアンス) | 12 | なし | 全d |
| デルタ SkyMiles(スカイチーム) | 8 | アメックス2枚(初年度メダリオン+利用額) | b×2/d×6 |
| 大韓航空 SKYPASS(スカイチーム) | 5 | なし | 全d |
| キャセイ Asia Miles(ワンワールド) | 2 | なし(Greenのみ) | 全d |
| エールフランス/KLM フライングブルー(スカイチーム) | 4 | なし(VISAゴールドは2017年に終了) | 全d |
| ベトナム航空 LotusMiles(スカイチーム) | 2 | 2枚とも(Titanium/Gold) | 全a |
| Miles & More(スターアライアンス) | 2 | なし | 全d |
| シンガポール航空 KrisFlyer(スターアライアンス) | 4 | なし | 全d |
| 合計 | 39 | 4枚(a×2/b×2) | d×35 |
よくある誤解
Q. 年会費の高いプラチナやダイナースを持てば、その分上級会員になりやすい? A. いいえ。ユナイテッド系では年会費52,800円のダイナースファーストでもPremier Silverは付きません。年会費の高さと上級会員資格の付与には相関がありません。
Q. カードでマイルをたくさん貯めれば、いずれ上級会員になれる? A. なりません。上級会員資格はマイルとは別の指標(PQP・XP・Elite Miles・Status Points・搭乗ポイント等)で判定され、これらはフライトでしか貯まりません。
Q. キャセイのカードでMarco Polo(上級会員)になれると聞いた。 A. カードで付くのは最下位の「Green会員」で、oneworldステータスはありません。ラウンジ等の優遇はSilver以上=実搭乗が必要です。
Q. フライングブルーのゴールドカードでエリートプラスがもらえる? A. それは2017年に終了したキャンペーンの情報です。現在は付与されません。
まだ確認できていない点
- デルタ スカイマイル アメックスの2年目以降の更新条件は、デルタ公式が米ドル建て(一般で年20,000米ドル)で表示しています。円建ての最新条件は、利用前にアメリカン・エキスプレスの公式特典ページで確認してください。
- ベトナムエアラインズカードのステータス維持(カード保有を継続するだけで翌期も再付与されるか)の明文規定は、公式での確認が十分に取れていません。継続前提で考える場合は公式に確認することをおすすめします。
- フライングブルー VISAゴールドの「2017年終了」は業界記事ベースで、公式アーカイブは確認できていません。
まとめ
ANA SFCが2028年度から年300万円決済の条件付きに変わり、「カードを持つだけで一生スターアライアンス・ゴールド」という前提は崩れます。では、フライトや高額決済なしにカードだけで上級会員になる道は残っているのか——JAL・ANA以外の外航系マイルカードと追加候補の計39枚を判定した結果、なれるのは4枚だけでした。保有だけで付くのはベトナム航空の2枚(タイプa)、初年度+利用額で付くのはデルタ アメックスの2枚(タイプb)。残り35枚は、上位カードであっても上級会員資格は付かず、貯まるのはマイルだけです。
ただし、この4枚はいずれもスカイチームで、ANA SFCのスターアライアンス・ゴールドを置き換えるものではありません。スターアライアンス系のカード(ユナイテッド・Miles & More・KrisFlyer)はカードでは1枚も上級会員になれないため、ANAの上級会員をカードだけで代替する手段は基本的に存在しない、というのが正直な結論です。カードを選ぶときは、「上級会員資格が取れるのか/マイルを貯めたいのか」「どのアライアンスか」をまず分けて考えるのが失敗しないコツです。マイル効率で選ぶならJAL・ANA以外の航空会社マイルを貯めるクレカ、ANAマイル側はANAマイルの貯め方2026、改悪情報のチェックにはクレカ改悪タイムラインが役立ちます。
参考情報・確認日一覧
- ANAスーパーフライヤーズカードの制度変更(2028年度・公式実機確認)| https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/premium/sfc/update2026/ (2026-06-04)
- デルタ航空 提携クレジットカード(日本発行一覧・実機確認)| https://ja-content.delta.com/content/www/us/ja/skymiles/airline-credit-cards/international-credit-cards.html (2026-06-04)
- デルタ メダリオン必要MQD(現行値)| https://www.milesmate.io/blog/delta-medallion-mqd-thresholds-2026 (2026-06-04)
- ベトナム航空 LotusMiles ティア特典| https://www.vietnamairlines.com/us/en/lotusmiles/member-benefits/tier-benefits-eligibility (2026-06-04)
- 三井住友カード ベトナム航空カード| https://www.smbc-card.com/nyukai/affiliate/vna/index.jsp (2026-06-04)
- ユナイテッド Premier 取得条件| https://www.united.com/en/us/fly/mileageplus/premier/qualify.html (2026-06-04)
- 大韓航空 モーニングカームクラブ| https://www.koreanair.com/contents/skypass/benefits/tier/morning-calm (2026-06-04)
- キャセイ Green 会員| https://www.cathaypacific.com/cx/en_US/membership/benefits/green-member.html (2026-06-04)
- JCB クリスフライヤーJCBカード(申込停止告知)| https://www.jcb.co.jp/ordercard/teikei/singapore_card.html (2026-06-04)
- 三菱UFJニコス Miles & More カード| https://www.cr.mufg.jp/apply/card/miles_more/index.html (2026-06-04)