海外でのクレジットカード決済:外貨決済手数料の比較とWise・現金との使い分け

広告・PR|本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載情報は記事中の日付時点のものです。最新の条件・特典は各カード会社の公式サイトでご確認ください。調査方法:公式サイト・規約・FAQを横断確認しています。未確認情報は本文中に「未確認」と明記しています。

※本記事はアフィリエイト広告を含みます。

クレジットカードを海外で使うと、為替レートに上乗せされる「海外事務手数料」がかかります。同じカードでも国際ブランドや決済手段によって料率が変わり、見落とすと年間の海外決済額によっては1万円以上の差が出ることもあります。

ただし、各社の手数料は改定が多く、古い情報(エポス・楽天の旧手数料など)も出回っているため、「結局どのカード・どの手段が安いのか」は公式を確認しないと判断しにくい状況です。

本記事では、主要10社の公式サイトを直接確認し、クレジットカード・デビット・Wise・キャッシング・空港両替の5手段を、10万円の海外決済を基準に全パターン計算しました。

この記事を読むと、旅行先(欧米/アジア/欧州)別に手数料が安い手段、旧情報を信じると損する金額の目安、そして自分の決済額ならどの手段を選ぶべきかが分かります。

この記事で分かること
✅ 結論欧米・南米→イオンカード(Visa)。アジア→JCBカード。欧州コスト最優先→Wise。楽天・三井住友NLのみ持っている人はサブカード追加を検討
💸 損するポイントエポスカードや楽天カードの旧手数料情報を信じると、10万円決済あたり最大2,250円余分に損する。年間50万円の海外決済なら1万円超の差が出る場合も
🔍 この記事の独自性主要10社の公式サイトを直接確認。クレカ・デビット・Wise・キャッシング・空港両替の5手段を10万円基準で全パターン計算
⚠️ 注意Wise ATM条件は2026年5月改定済み(日本:月25,000円超は¥100固定+1.75%)。エポスカードの保険は自動付帯ではなく利用付帯(旅行代金のカード払いが条件)
👇 最初に見るべき表下の「旅行先・目的別おすすめ」から自分のタイプを確認

カード別 海外事務手数料 早見表(2026年最新)

おすすめ(〜1.79%) 中間(2.04〜2.50%) 改悪済み高コスト(3.63〜3.85%)
カード Wise
Wise(送金サービス)
JCBカード カード券面
JCBカード
イオンカード カード券面
イオンカード(全種)
Sony Bank WALLET カード券面
Sony Bank WALLET
三菱UFJカード カード券面
三菱UFJカード(JCBブランド)
Amazon Mastercard カード券面
Amazon Mastercard
住信SBIネット銀行デビット カード券面
住信SBIネット銀行デビット
楽天カード カード券面
楽天カード
三井住友カードNL カード券面
三井住友カードNL
エポスカード カード券面
エポスカード(改悪済み)
三菱UFJカード カード券面
三菱UFJカード(Visa / MC)
セゾンカード カード券面
セゾンカード
海外事務手数料 〜0.7%
為替実費のみ
1.60% 1.60% 1.79% 2.04% 2.20% 2.50% 3.63% 3.63% 3.85% 3.85% 3.85%
対応ブランド Visa JCB Visa / MC / JCB Visa JCB Mastercard Visa / MC Visa / MC Visa / MC Visa Visa / MC Visa / MC
改定時期 2026年5月
ATM条件改定
改定なし 改定なし 改定なし 2024年〜 2025年10月〜 改定なし 2025年3月〜 2024年11月〜 2025年7月〜 2024年〜 2024年12月〜
特徴・注意点
  • 月25,000円まで無料ATM(2026年5月改定)
  • 欧州で最安水準・事前入金必須
  • 審査あり・クレカではない
  • アジア圏(韓国・台湾・ハワイ)で加盟店多数
  • 欧州・南米・中東は加盟店制約あり
  • 年会費無料(一般・W)
  • Visa/MC/JCB全ブランドで1.60%
  • 世界中で利用可能
  • イオングループで毎月5%OFF
  • 外貨口座ありはUSD 4銭〜で最安
  • Club Sステージ維持が必要
  • 外貨口座なしの場合は1.79%
  • JCBブランド選択で同社Visa比1.81%安
  • JCBの加盟店制約あり
  • ブランド変更は契約時のみ可能
  • Amazon利用でポイント還元あり
  • 2025年10月〜2.20%に改悪
  • Mastercard加盟店で世界中利用可
  • デビットカード(即時引落)
  • Visa / MC両対応
  • 住信SBIネット銀行口座が必要
  • 楽天ポイントは国内最強
  • 2025年3月に1.63%→3.63%へ大幅改悪
  • 海外ではサブカード追加を推奨
  • Vポイント国内還元は高水準
  • 2024年11月〜3.63%に改悪
  • 海外ではサブカード追加を推奨
  • 海外旅行保険付帯(利用付帯)
  • 2025年7月〜2.20%→3.85%に大幅改悪
  • 「安い」という旧情報に注意
  • 同社JCBブランドより1.81%高い
  • 加盟店は世界中で広い
  • 海外利用多いなら同社JCBへ変更検討
  • 永久不滅ポイントが魅力
  • 2024年12月〜3.85%に改悪
  • 海外利用が多いならサブカード検討

すべて2026年4月〜5月・各社公式サイト確認。申込前に必ず各社公式ページで最新情報を確認してください。


旅行先・目的別:最適な決済手段はどれ?

あなたのタイプ最適手段10万円あたりコスト判断理由
アジア中心(韓国・台湾・ハワイ・グアム)JCBカード¥1,600加盟店◎・手数料最安
欧米・南米・中東にも行くイオンカード(Visa)¥1,600JCBと同率・Visa加盟店で世界中使える
欧州特化・コスト最優先Wise約¥500〜700最安水準。ただし事前入金必須・審査あり
Sony Bank口座あり・USD圏中心Sony Bank WALLET(外貨口座)〜¥400ステージ維持条件あり・USD決済なら最安も
楽天/三井住友NLがメインサブにイオンかJCBを追加推奨今のまま¥3,630年間50万円で約5,000〜10,000円の差
現金も引き出したいキャッシング(繰り上げ返済前提)¥493(10日)10日以内返済なら意外と安い

この記事の結論

  • 手数料だけで選ぶならJCBカード(1.60%)が最安。ただし欧州・南米・中東では使えない店舗が多いため、旅行先によってはメインカードに使えない。
  • JCBが使えない地域ではWise(手数料〜0.7%程度)が最もコスパが高い。事前入金が必要だが欧州でも広く使える。
  • 現実解は「JCB+Visa/MastercardのSub1枚」の2枚持ち。JCBが使える場所ではJCB、使えない場所ではVisa/MCと使い分ける。
  • 穴場:三菱UFJカードのJCBブランド選択(2.04%)。同じ発行会社のVisaカードより1.81%安い。
  • Wise ATMは2026年5月以降、月25,000円まで無料・超過1.75%に改定済み。旧条件(月2回・30,000円)を掲載した記事は古い。
  • キャッシングは繰り上げ返済前提なら意外と安い。10万円を10日間借りると利息は約493円(年18%計算)。
  • 空港両替は最終手段。スプレッドは約7〜8%(第三者実測値)で最もコストが高い。

背景:2024〜2025年に起きた手数料の一斉改悪

2024年から2025年にかけて、主要クレジットカード各社が海外事務手数料を相次いで引き上げた。改定前は多くのカードで2.20%前後だったが、現在はほぼ3.63〜3.85%に収束している。

この改定で情報の鮮度が極めて重要になった。現在もウェブ上には古い手数料率を掲載し続けているページが多数存在するため、本記事では各社公式サイトの最新情報を直接引用している。


公式確認済み:主要カードの海外事務手数料一覧(2026年4月時点)

カード海外事務手数料改定日公式URL
JCBカード1.60%改定なし(現行)j-faq.jcb.co.jp
Sony Bank WALLET(外貨口座あり)USD: 15銭〜4銭/$(Club Sステージ別)sonybank.jp
Sony Bank WALLET(外貨口座なし)1.79%sonybank.jp
三菱UFJカード(JCBブランド)2.04%(JCB 1.60% + UFJ 0.44%)2024年〜cr.mufg.jp
住信SBIネット銀行デビット2.50%netbk.co.jp
楽天カード(全ブランド)3.63%2025年3月〜rakuten-card.co.jp
三井住友カードNL(Visa/MC)3.63%2024年11月〜smbc-card.com
エポスカード3.85%2025年7月〜eposcard.co.jp
セゾンカード3.85%2024年12月〜saisoncard.co.jp
三菱UFJカード(Visa/MC)3.85%2024年〜cr.mufg.jp

⚠️ エポスカードに注意:2025年7月1日処理分から2.20%→3.85%に改悪済み。海外旅行保険付帯の人気カードだが、海外決済コストは大きく上昇した。「エポスカードは手数料が安い」という古い情報には注意。


¥100,000決済時のコスト全パターン比較

実際に海外で10万円相当を決済した場合の手数料コストを試算する。

手段実コスト試算ブランド・制約
JCBカード(1.60%)¥1,600JCB ⚠️ 欧州・南米・中東で使えない店多数
イオンカード(1.60%)¥1,600Visa / MC / JCB 全対応。世界中で利用可
Sony Bank WALLET 外貨口座あり(S4ステージ)〜¥400Visa。USD事前両替+ステージ維持が必要
Sony Bank WALLET 外貨口座なし(1.79%)¥1,790Visa。世界中で利用可
三菱UFJカードJCBブランド(2.04%)¥2,040JCB ⚠️ 加盟店制約あり
Amazon Mastercard(2.20%)¥2,200Mastercard。世界中で利用可
住信SBIネット銀行デビット(2.50%)¥2,500Mastercard。世界中で利用可
Wise(〜0.7%)約¥500〜700Visa。事前入金必要。世界中で利用可
楽天カード / 三井住友NL(3.63%)¥3,630Visa / MC。世界中で利用可
エポスカード(3.85%)¥3,850Visa。世界中で利用可
キャッシング(年18%・10日間)¥493ATM手数料別途。繰り上げ返済必須
キャッシング(年18%・30日間)¥1,479翌月一括では約1,480円の利息
空港両替(スプレッド約8%)約¥8,000※第三者実測値・公式非公開

空港両替のスプレッドは公式に非公開。外貨両替研究所による第三者実測値(2024〜2025年調査)を引用。実際の値は空港・通貨・時期によって変動する。

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手数料が安くても使えなければ意味がない。 JCBブランドのコスト優位はJCBが使える場所でのみ有効。イオンカードはJCBと同じ1.60%でVisa/MC加盟店でも使える点が最大のメリット。


Visa / Mastercard 対応カード:海外決済おすすめ全量比較

Visa / Mastercardは世界中の加盟店で使えるため、欧米・南米・中東など世界どこへでも行く旅行者のメインカードとして最適。2024〜2025年の一斉改悪後も、コスト差は大きい。

手数料別ランキング(Visa / MC のみ、公式確認済み)

カードブランド海外事務手数料改定日公式確認
イオンカード(全種)Visa / MC1.60%改定なしイオン公式FAQ
Sony Bank WALLET(外貨口座なし)Visa(デビット)1.79%改定なしSony Bank公式
Amazon MastercardMastercard2.20%2025年10月〜(旧1.63%)三井住友公式
住信SBIネット銀行デビットVisa / MC2.50%改定なし住信SBI公式
楽天カードVisa / MC3.63%2025年3月〜楽天カード公式
三井住友カードNLVisa / MC3.63%2024年11月〜三井住友公式
エポスカードVisa3.85%2025年7月〜エポス公式
セゾンカードVisa / MC3.85%2024年12月〜セゾン公式
三菱UFJカードVisa / MC3.85%2024年〜MUFG公式

すべて2026年4月26日時点・各社公式サイト確認。改定頻度が高いため、申込前に必ず公式ページで最新情報を確認すること。


各カードの特徴と使い分け

イオンカード(Visa / MC:1.60%)— 世界対応で手数料最安クラス

  • 年会費:永年無料
  • 海外旅行保険:通常カード・カードセレクトは原則付帯なし(イオン銀行公式に明記)。イオンゴールドカードは最高5,000万円(利用付帯)
  • 特徴:Visa・MC・JCB全ブランドで同率1.60%。2025年時点で改悪なし。世界中の加盟店で利用可能。
  • 弱点:ポイント還元率は0.5%と低め。海外キャッシング利率18%。
  • こんな人に向く: 年会費を払いたくない / とにかく手数料を抑えたい / ヨーロッパや南米にも行く

⚠️ イオン系列のカードは複数あるが(イオンカード、イオンゴールド、イオン銀行カード等)、海外事務手数料は公式FAQ上「イオンマークのカード共通1.60%」と記載されている。ただし商品ごとに条件が異なる場合があるため、申込前に各カードの規約を確認すること。


Sony Bank WALLET(Visa:1.79%)— デビットで加盟店制約なし

  • 年会費:無料(Sony Bank口座開設が必要)
  • 特徴:Visaデビットカード。外貨口座を開設すれば為替コストをさらに圧縮可能(USD 15銭〜4銭/$)。クレジットではなくデビットのため与信不要。
  • 弱点:Sony Bank口座開設が必要。Club Sステージ維持で優遇率が変わる。
  • こんな人に向く: 与信審査が不安 / 使いすぎ防止にデビットにしたい / 複数通貨をよく使う

Amazon Mastercard(Mastercard:2.20%)— Amazonヘビーユーザーは実質コスト低

  • 年会費:無料(Prime会員は Prime Mastercard)
  • 特徴:国内Amazonでの高還元(Prime会員2%→2.5%等)で年会費以上の恩恵。海外手数料は2025年10月に1.63%→2.20%に改悪されたが、国内還元で相殺可能なケースも。
  • 弱点:海外専用カードとしては割高になった。
  • こんな人に向く: Amazonを頻繁に使う / 国内メインで海外はサブとして使う

住信SBIネット銀行デビット(Visa / MC:2.50%)— デビット系では中程度

  • 年会費:無料(住信SBI口座が必要)
  • 特徴:Mastercard / Visaどちらか選択可。デビットのため与信不要。海外優遇プログラムでポイントバックあり。
  • 弱点:Sony Bank WALLETと比べると外貨口座活用の柔軟性が低い。
  • こんな人に向く: デビットで使いたい / 住信SBI口座を既に持っている

楽天カード / 三井住友カードNL(Visa / MC:3.63%)— 国内還元で選ぶならアリ

  • 年会費:無料
  • 特徴:国内での還元率・使い勝手は優秀。海外手数料は改悪後3.63%と高いため、海外専用カードとしては割高。国内メインで海外はサブ扱い。
  • こんな人に向く: 楽天経済圏を活用したい / 国内メインで海外はたまに行く程度

エポスカード(Visa:3.85%)— 保険目当てで持つなら

  • 年会費:永年無料
  • 特徴:海外旅行傷害保険が最高500万円利用付帯(旅行代金等をエポスカードで支払うことで適用。旅行費用の支払い不要という記述は誤り)。ただし2025年7月に2.20%→3.85%に改悪。「保険が目的」でない限り、海外決済コストは高い。
  • こんな人に向く: 海外旅行保険を別途購入したくない / イオンカードと2枚持ちで保険カバレッジを確保

Visa / MC カード選択まとめ

優先軸おすすめカード理由
手数料最安 + 世界対応イオンカード1.60% × Visa / MC 選択可
デビット希望Sony Bank WALLET1.79%。外貨口座でさらに圧縮可
Amazonも使うAmazon Mastercard国内還元で実質コスト低減
保険重視エポスカード利用付帯保険(旅行代金等の支払いが条件)。手数料は高い(3.85%)
既に持っている楽天 / 三井住友NL新たに申し込む必要はないが海外用には割高

楽天カードを海外で使い続けると年間いくら損か:イオンカード・Wiseと実質コストを比較

楽天カードの海外事務手数料は2025年3月より全ブランド統一で3.63%(楽天カード公式確認済み)。一方、手数料最安クラスのイオンカード(Visa/MC)は1.60%。この差は年間の海外決済額が増えるほど大きくなる。

年間海外決済額楽天カード(3.63%)イオンカード(1.60%)単純差額楽天1%還元後の実質差
¥100,000¥3,630¥1,600¥2,030約¥1,030
¥300,000¥10,890¥4,800¥6,090約¥3,090
¥500,000¥18,150¥8,000¥10,150約¥5,150
¥1,000,000¥36,300¥16,000¥20,300約¥10,300

「楽天1%還元後の実質差」は、楽天カードの通常ポイント還元(海外利用含む1%)を差し引いた試算。ただしポイントの使い道・価値は人によって異なるため参考値。イオンカードのポイント還元(0.5%)は計算に含まない。楽天カードの海外手数料3.63%は楽天カード公式(2026年4月25日確認)。

ポイント還元後でも、年間50万円の海外決済なら約5,000円の差がある。楽天カードは国内の楽天経済圏では優秀だが、海外旅行が年2回以上あるなら海外用サブカードを1枚追加した方がコスト的に合理的。


JCBカードが使える地域・使えない地域(重要)

手数料の安さで注目されるJCBだが、国際的な加盟店網はVisaやMastercardより狭い。旅行先によって使える・使えないが大きく変わる。

地域別の加盟店状況(2026年4月時点・公式情報より)

地域JCBの使いやすさ補足
日本国内◎ とても使いやすい約5,300万店(国内海外合計)のうち国内が主体
ハワイ・グアム◎ 使いやすい日本人観光客向け対応が充実
韓国・台湾◎ 使いやすいJCB提携店が多い
東南アジア(タイ・シンガポール等)△ 観光地・高級店は可。ローカル店は不可の場合あり都市部の百貨店・ホテルは対応が多い
アメリカ本土△ Discoverネットワーク加盟店のみ大手チェーンは使えるが、小規模店では不可が多い
ヨーロッパ△〜× 主要観光地の一部のみPayXpert提携で改善中だが、小規模店・地方では不可が多い
オーストラリア△ Amexネットワーク加盟店のみ一部対応
中東・アフリカ× 使えない店舗が多い限定的
南米× ほぼ使えないJCB非対応国が多い

出典:JCB公式グローバルサイトJCB公式(海外利用)(2026年4月26日確認)
JCB公式では「国や地域によってはJCBカードの支払いに対応していないケースがあります」と明示されている。

現実的な使い方:旅行先で変わる最適構成

旅行先おすすめ構成理由
東アジア・東南アジアJCBメイン加盟店が多く1.60%が活かせる
ハワイ・グアムJCBメイン観光地での対応が充実
アメリカ本土Wise または Visa/MC メイン + JCBサブJCBは使えない店が多い。Wiseがコスパ最高
ヨーロッパWise または Visa/MC メインJCBは地方・小規模店で使えないケースが多い
南米・中東・アフリカVisa/MC メイン + WiseJCBはほぼ使えないと想定

結論: JCBが真価を発揮するのは主にアジア圏。欧米・南米への旅行では「JCBで手数料を節約しようとしたら使えなかった」というトラブルを避けるため、Visa/MCカードまたはWiseとの2枚持ちが現実解。


見落とされがちな穴場:三菱UFJカードのJCBブランド

三菱UFJカードは同じ発行会社なのにブランドで手数料が大きく異なる

  • Visa / Mastercard:3.85%(改悪後)
  • JCBブランド:2.04%(JCB本体1.60% + 三菱UFJ加算0.44%)

年間10回・各回10万円の海外決済をした場合:

  • Visaブランド:¥38,500
  • JCBブランド:¥20,400(差額 ¥18,100

既存カードホルダーはカードを変えずにブランドを切り替えるだけでコストを約47%削減できる。

⚠️ ただしJCBブランドの加盟店制約は同様に適用される。欧州や南米への旅行が多い場合は、切り替え後も別にVisa/MCカードを持つことを推奨。


Wise ATMの最新条件(2026年5月改定後)

WiseデビットカードのATM引き出し手数料が2026年5月1日に改定された。多くの比較記事は旧条件を掲載しているため注意。

項目改定後(2026年5月〜)改定前(〜2026年4月)
無料枠月25,000円まで月2回・30,000円まで
超過分・固定手数料(日本)¥100 固定 + 1.75%
超過分・固定手数料(EEA圏)0.50 EUR 固定 + 1.75%なし
現地ATM独自手数料現地ATM側が独自に加算する場合あり(Wise側の手数料とは別途)

ATM利用が多い旅行者は改定後のコスト増に注意。月25,000円以内に収まる旅行者には引き続き有利。

出典:Wise公式ヘルプ(2026年4月25日確認)


Wiseを使うべき人・使わない方がいい人

競合記事の多くは「Wiseは最安」と結論だけ書いて終わる。実際には旅行先・頻度・準備タイミングによって向き不向きがある。

タイプWise推奨度理由
欧州・南米・中東に行く人✅ 使うべきJCBが使えない地域で最安水準(〜0.7%)
海外旅行が年2回以上ある✅ 使うべき事前入金の手間が習慣化でき、年間コスト削減効果が大きい
ATM引き出しが月25,000円以内に収まる✅ 使うべき2026年5月改定後も無料枠内で利用可能
旅行1週間前以内に準備する人⚠️ 注意本人確認審査に数日かかる場合あり。余裕を持って開設を
アジア旅行のみ(JCBが使える地域)△ 不要かもJCBカード1.60%と同水準・事前入金の手間が増えるだけ
海外決済が月25,000円超のATM依存△ 要計算超過分は¥100 + 1.75%(2026年5月〜)。現地ATM手数料も別途加算

キャッシングは繰り上げ返済を前提にすれば意外とコスパが良い

「キャッシングは高い」というイメージがあるが、繰り上げ返済を帰国後即日行えば利息は最小限に抑えられる。

利息計算式:

利息 = 借入残高 × 年利率 ÷ 365 × 利用日数

¥100,000借入時の利息(年18%):

借入日数利息
5日¥247
10日¥493
15日¥740
30日¥1,479

帰国後すぐに繰り上げ返済すれば、10日間で約¥493。JCBカード(¥1,600)より安くなる場合もある。ただしATM手数料が別途かかるカードが多いため注意。

出典:エポスカード 海外キャッシングサービスより計算式を引用(2026年4月25日確認)


まだ確認できていないこと

確認事項現状次の確認方法
Wiseの送金手数料(JPY→各通貨の具体的%)変動型のため固定値なしWise公式試算ツールで都度確認
一部カードの海外ATM手数料(発行会社追加分)カードごとに異なり、非公開の場合あり各カード会社へ問い合わせ
Sony Bank WALLETのClub Sステージ維持条件別途ページ確認が必要sonybank.jp/products/club-s/

競合記事が触れていない論点

  1. 主要カードの2025年改定はエポスカード(2025年7月)が最後発。「海外手数料が安い」という評判は2025年7月以前の情報。
  2. 手数料は「為替スプレッド(国際ブランド分)」「海外事務手数料(発行会社分)」の2層構造。JCBカードはブランド手数料を発行会社が自社管理しているため1.60%が実現している。
  3. DCC(動的通貨換算)で現地通貨以外を選択すると、この手数料に加えてさらに3〜10%上乗せされる場合がある。

海外旅行保険とのセット判断:手数料が安くても保険なしカードには注意

手数料だけで選ぶと、海外旅行保険が付帯しないカードを選んでしまうリスクがある。主要カードの保険付帯状況を整理した。

カード海外手数料保険付帯条件
イオンカード(通常・セレクト)1.60%原則なし—(イオン銀行公式に付帯なしと明記)
イオンゴールドカード1.60%最高5,000万円利用付帯(旅行代金等をカードで支払う必要あり)
JCBカードW1.60%最高2,000万円利用付帯(JCBカード公式確認済み)
エポスカード3.85%(2025年7月〜)最高500万円利用付帯(旅行代金等をエポスカードで支払う必要あり。自動付帯ではない)
三井住友カードNL3.63%最高2,000万円利用付帯(選べる保険)

⚠️ エポスカードの保険は「利用付帯」です。「年会費無料で自動付帯保険が使える」という旧来の評判は現在は誤りです。エポス公式では「旅行代金等をエポスカードで支払うことで適用」と案内されています(2026年4月確認)。YMYL観点で重要な誤りのため明記します。

推奨セット構成:

  • 手数料重視 + 保険も必要(アジア旅行): JCBカードW(1.60% + 利用付帯保険)をメインに。欧米はイオンカード(Visa)でサブカバー
  • 欧米中心 + 保険も必要: Wise(決済コスト最小化)+ 三井住友NLやエポスカード(旅行代金決済で保険確保)
  • 1枚だけ新規申込するなら: JCBカードW(手数料1.60% + 保険付帯)または三井住友カードNL(手数料3.63%だが保険あり)

各カードの保険補償額・付帯条件は変更されることがあります。申込前に必ず各カード会社の公式サイトで最新情報を確認してください。


読者状況別:あなたに最適な決済手段

あなたの状況おすすめ構成理由
1枚で世界中使いたいイオンカード(Visa/MC)1.60%で加盟店制約なし。年会費無料
アジア旅行メインJCBカードメイン1.60%。アジア圏の加盟店カバー良好
欧米・南米にも行くイオンカード(Visa)or Wise メインJCBが使えない場面をカバー
手数料を極限まで下げたいWise(欧米)+ JCBカード(アジア)の2枚持ち組み合わせで全地域最低コスト
デビットカードにしたいSony Bank WALLET(1.79%)または住信SBIデビット(2.50%)与信不要。Sony Bankは外貨口座でさらに安く
1枚だけ新規申込するならイオンカード(Visa)または JCBカードWイオンカード:年会費無料・1.60%・世界中使える(通常カードは保険なし)。JCBカードW:1.60%・利用付帯保険あり(アジア向き)
JCBカードを既に持っているアジア旅行ではJCBをメインに。欧米用にイオンカード(Visa)を追加
三菱UFJカード(Visa)を持っているJCBブランドに切り替えで2.04%に(欧米用は別途必要)
AmazonヘビーユーザーAmazon Mastercard(2.20%)+ 国内還元で実質コスト低減
キャッシュ派空港両替は避け、現地ATMキャッシング+帰国後即繰り上げ返済

まとめ

2024〜2025年の一斉改悪で、海外クレカ事情は大きく変わった。

Visa / MC おすすめ(世界対応・加盟店制約なし):

  • 1枚だけ選ぶなら:イオンカード(Visa/MC、1.60%、年会費無料)が現時点の最適解。JCBと同じ手数料で世界中使える。
  • デビット希望:Sony Bank WALLET(1.79%)。Visa加盟店対応で外貨口座活用でさらに安く。
  • Amazon利用者:Amazon Mastercard(2.20%)。国内還元で実質コスト低減可。

JCB(アジア特化・手数料最安):

  • JCBカードの1.60%は手数料最安だが、欧州・南米・中東では使えない店が多い。アジア旅行メインの人向け。
  • 三菱UFJカードのJCBブランド選択(3.85%→2.04%)は穴場だが加盟店制約は同様

その他:

  • エポスカードは2025年7月に3.85%へ改悪。古い「手数料が安い」という評判は要注意
  • Wise ATMは2026年5月に条件変更。月25,000円が無料上限(旧30,000円)
  • キャッシングは繰り上げ返済前提なら短期間は低コスト(10日間¥493)
  • 空港両替は約8%のコストがかかる最終手段

参考情報

情報源URL確認日
JCBカード FAQ 海外換算レート(公式)https://j-faq.jcb.co.jp/faq/show/4122026-04-25
エポスカード 手数料改定(公式)https://www.eposcard.co.jp/articles/news/250530.html2026-04-25
楽天カード 手数料改定(公式)https://www.rakuten-card.co.jp/info/news/comission/20241217/2026-04-25
三井住友カード 手数料改定(公式)https://www.smbc-card.com/mem/cardinfo/24/cardinfo4010839.jsp2026-04-25
三菱UFJニコス 手数料改定(公式)https://www.cr.mufg.jp/member/new/20240229_01.html2026-04-25
Sony Bank WALLET 海外手数料(公式)https://sonybank.jp/products/sbw/09.html2026-04-25
Wise ATM手数料(公式ヘルプ)https://wise.com/ja/help/articles/2935769/2026-04-25
エポスカード 海外キャッシング(公式)https://www.eposcard.co.jp/cashing/oversea.html2026-04-25
住信SBIネット銀行デビット海外手数料(公式)https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/debitcard/overseasfees/2026-04-25
セゾンカード 手数料改定(公式)https://www.saisoncard.co.jp/customer-support/information/240918/2026-04-25
外貨両替スプレッド実態(第三者実測値)https://www.travelidea.jp/japan/airport-exchange-rates/2026-04-25

よくある質問(FAQ)

楽天カードの海外事務手数料は2026年いくらですか?

楽天カードの海外事務手数料は3.63%です(Visa / Mastercard / JCB全ブランド共通、2025年3月改定)。改定前(2.20%)の情報を掲載しているサイトがまだ多いため注意が必要です。公式:楽天カード公式お知らせ(2026年4月確認)

エポスカードの海外事務手数料は2026年いくらですか?

エポスカードの海外事務手数料は3.85%です(2025年7月改定)。「年会費無料で手数料が安い」という評判は2025年7月以降は当てはまりません。改定前(2.20%)を掲載している記事は古い情報です。公式:エポスカード公式お知らせ(2026年4月確認)

イオンカードの海外事務手数料は2026年いくらですか?

イオンカード(イオンマークのカード全般)の海外事務手数料は1.60%です(2025年以降の一斉改悪でも据え置き)。Visa / MC / JCB全ブランドで同率のため、加盟店制約なく世界中で使えます。現時点で「手数料が安く加盟店制約がない」唯一のカードです。公式:イオンカード公式FAQ(2026年4月確認)

Wiseの海外事務手数料は2026年いくらですか?

Wiseは「海外事務手数料」という固定率ではなく、為替レート実費+通貨ごとの変動手数料(〜0.7%程度)を請求します。クレジットカードの定率手数料より低コストになることが多いですが、事前入金が必要です。ATMは2026年5月の改定で月25,000円まで無料(超過1.75%)。公式:Wise公式ヘルプ(2026年4月確認)