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海外ATMで5万円を引き出し、実質年率18.0%で7日後に返すと、利息は計算上約173円です。しかし、これだけを見て「両替より安い」「どのカードでも同じ」とは判断できません。発行会社のATM手数料、繰上返済の振込料、現地ATMの独自手数料が加わり、利用データが届くまで返せない場合もあるからです。
この記事の比較対象は5社です。三井住友カード、株式会社ジェーシービー発行のJCBカード、エポスカード、セゾンカード、PayPayカードを取り上げます。利息だけでなく、海外ATMで借りてから実際に返済を終えるまでの費用と手順を軸にしました。
情報確認日:2026年8月20日 比較対象は上記5社の代表的な個人カードです。すべてのカード、提携カード、法人カードを網羅するものではありません。適用利率、利用枠、返済方法は契約によって異なるため、出発前と返済前に発行会社の案内を確認してください。
はじめに|7日分の利息だけでは安さを決められない
5万円・年18.0%の利息は、1日あたり約25円です。30日なら約740円になります。これに対し、220円の固定手数料は約8.9日分の利息に相当します。短期の借入では、年率の小さな差より、借入時と返済時の固定費の方が結論を動かすことがあります。
もう一つの落とし穴が、利用データの反映待ちです。帰国日に返済手続きを始めても、海外ATMから発行会社へデータが届いていなければ入金できない場合があります。「7日後返済」は、7日目までにデータが反映され、その日のうちに指定された方法で返済が成立した場合の比較値です。
海外キャッシングはカード会社からの借入です。利用は、返済原資と期日の口座残高を確保してからにしてください。
本記事の対象範囲|5社の海外ATM借入と返済を比較
比較するのは、円換算後の借入元金が5万円となるケースです。横並びの試算は実質年率18.0%、平年365日、借入日の翌日から返済日までの日割りとし、1円未満を四捨五入しています。
実コストは次の5項目に分けます。
- 借入日数に応じた利息
- 日本の発行会社が定める海外ATM手数料
- 繰上返済時のATM手数料や銀行振込料
- 現地ATM運営会社が課すアクセスフィー
- ATM独自の円換算(DCC=自国通貨建て換算)を選んだ場合の為替差
4と5は国、金融機関、ATM、時間帯によって変わるため、一律額を置きません。また、比較対象の5社では、各社の公式条件上、海外ショッピング向けの事務処理手数料は海外キャッシングへ加算されません。これは5社それぞれの条件であり、すべての発行会社に共通する保証ではありません。

代表5枚を横並び比較|海外ショッピング手数料とキャッシング条件
比較対象をカード名まで絞ると、三井住友カード(NL)、JCBカード W、エポスカードVisa、セゾンカードインターナショナル、PayPayカードの5枚です。年会費と海外ショッピング手数料は各カードの現行条件、キャッシング欄は各発行会社の標準条件を示しています。
海外ショッピング手数料は買い物をしたときの費用です。比較する5枚では、この手数料は海外キャッシングに加算されません。キャッシングでは、利息、借入時ATM手数料、返済手数料、現地ATMの独自費用を別々に見ます。
| 比較項目 | ![]() 三井住友カード(NL) |
![]() JCBカード W |
![]() エポスカードVisa |
![]() セゾンカード インターナショナル |
![]() PayPayカード |
|---|---|---|---|---|---|
| 本会員年会費 | 永年無料 | 永年無料 18~39歳で入会 | 永年無料 | 無料 対象期間に1円以上の利用・残高支払いがない場合は1,650円 | 永年無料 |
| 海外ショッピング 手数料 | 3.63% | 1.60% | 3.85% | 3.85% | 3.85% |
| キャッシング年率 | 15.0~18.0% | 15.0~18.0% | 18.0% | 4.3~18.0% | 通常18.0% 貸付合計100万円以上は15.0% |
| キャッシングへの 海外事務手数料 | 0% 加算なし | 0% 加算なし | 0% 加算なし | 0% 加算なし | 0% 加算なし |
| 5万円の借入時 ATM手数料 | 220円 | 手元のカード・ ATMによる | 220円 | 220円 | 0円 |
| 主な繰上返済 | データ到着後、提携ATMまたは振込 | データ到着後、MyJCBで予約して振込 | リボ変更後、ペイジーで増額払い | 振込またはコンビニ入金 | 明細反映後、連絡して振込 |
| 返済時の固定費 | ATMは220円 振込は銀行所定額 | 銀行振込料 | ペイジーは カード側0円 | 振込料または コンビニ入金手数料 | 銀行振込料 |
| 公式情報 | 条件を確認 | 条件を確認 | 条件を確認 | 条件を確認 | 条件を確認 |
※国際ブランドや発行時期によってカードデザインが異なる場合があります。海外ショッピング手数料は買い物時の費用で、比較5枚のキャッシングには加算されません。
この5枚は、各発行会社の違いを比べるための代表例です。同じカードでも、キャッシング枠が付いていない場合は海外ATMで借りられません。利率、利用枠、返済方法は手元の契約内容を優先してください。
結論|確認できた借入時ATM手数料はPayPayが0円
公式条件で固定額を確認できた範囲では、PayPayカードの借入時ATM手数料は0円です。JCBは手元のカードやATMによって費用が変わるため、この順位には含めません。
短期返済の経路ではエポスカードが有力です。対象利用をリボ変更した後、インターネットバンキングなどから支払えるペイジーで増額払いができ、エポスカード側の入金手数料は0円です。
ただし、PayPayカードの海外キャッシングはリボ払いのみで、任意日の全額返済は明細反映後に有人チャットまたは電話で連絡し、銀行振込を行います。エポスカードも、利用データが反映される前は早期返済できない場合があります。費用だけでなく、実行できる返済手順まで含めて選ぶ必要があります。
まず、目的別に候補を絞ります。
| 重視すること | 第一候補 | 理由 | 先に確認すること |
|---|---|---|---|
| 確認できた借入時ATM手数料 | PayPayカード | PayPayカード側は0円 | JCBはカード・ATMで変わるため順位外。PayPayの海外利用はリボのみ |
| オンライン中心の早期返済 | エポスカード | リボ変更後のペイジー入金はカード側手数料0円 | データ反映とリボ変更の完了 |
| 国内ATMから全額返済 | 三井住友カード | データ到着後、締切日前なら一部提携ATMで全額返済可 | 借入時と返済時のATM手数料 |
| 契約上の支払日まで待つ | JCB、セゾンカード | 一括払いの支払条件が明示されている | JCBは発行会社差、セゾンは翌々月4日までの日数 |
PayPayカードは、振込料や連絡の手間まで含めて常に最安という意味ではありません。エポスカードも、ペイジーを使える時点が最短返済日になります。自分の銀行の振込料、帰国日、利用データの反映状況まで重ねて判断してください。
年率18%だけで選ぶと失敗する3つの理由
返済できる日と帰国日は一致しない
利息日数は旅行日数と一致しません。原則として借入日の翌日から実際の返済日まで増えます。海外ATMの利用データが発行会社へ届く前は、繰上返済を受け付けないカードがあります。
JCBは、海外キャッシングのデータ到着に1週間から1か月ほどかかる場合があると案内しています。三井住友カード、エポスカード、セゾンカードも、データ到着・反映前は返済できない場合があります。PayPayカードの早期返済も明細反映後です。
そのため、帰国後は明細への反映日を確認し、その日に使える返済方法を選びます。
繰上返済に固定費がかかる
この比較条件では、返済を1日早めたときに減る利息は約25円です。220円を払って返済日を1日だけ早めても、費用は減りません。何日短縮できるかと、ATM・振込の費用を比べる必要があります。
固定費を利息日数へ置き換えると、判断しやすくなります。
| 追加費用 | 5万円・年18.0%の利息に換算 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 110円 | 約4.5日分 | 5日以上早まるなら利息差が上回りやすい |
| 220円 | 約8.9日分 | 9日以上早まるなら利息差が上回りやすい |
これは利息だけを比べた目安です。実際には端数処理や適用利率が異なり、現地ATM手数料は別に生じ得ます。
契約上の支払日(約定日)まで待つほど、利息日数は長くなります。7日と30日の利息差は、この比較条件で約567円です。早期返済に220円かかっても23日短縮できるなら、利息面では約347円減る計算です。反対に、数日しか短縮できないなら、手数料を払って急ぐ意味は小さくなります。

DCCと現地ATM手数料は別の費用
ATM画面で日本円を選ぶと、ATM運営会社の換算レートで円額が確定するDCC(自国通貨建て換算)になることがあります。円で金額が見えるため安心に感じますが、発行会社や国際ブランドの通常レートより不利な場合があります。
DCCを断って現地通貨を選んでも、ATM運営会社が課すアクセスフィーまで消えるとは限りません。換算方法とATM手数料は別々に確認します。
5万円の確定分コスト|7日・30日・通常支払条件を比較
次の表は総額ではなく、5万円を年18.0%で借りたときにカード会社側の条件から確定できる費用の比較です。現地ATM手数料、DCCの為替差、銀行振込料は別に加わります。7日・30日は、その日までに利用データが反映され、当日返済が成立したと仮定しています。個別契約の利率が18.0%未満なら利息は下がります。
| 発行会社 | 7日後の確定分 | 30日後の確定分 | 通常支払条件の確定分 | 表の金額に含まない短期返済費用 |
|---|---|---|---|---|
| 三井住友カード | 約393円 | 約960円 | 19~56日で約688~1,601円 | 国内ATMなら返済時220円、振込なら銀行所定額 |
| JCB | 約173円+手元カード所定の借入時手数料 | 約740円+手元カード所定の借入時手数料 | 23~56日の利息約567~1,381円+手元カード所定額 | 銀行振込料。現地ATM運営者手数料は別 |
| エポスカード | 約393円 | 約960円 | 公式の40日例は1,206円 | ペイジーはカード側0円。金融機関側費用は別 |
| セゾンカード | 約393円 | 約960円 | 2026年8月20日利用の45日例は約1,330円 | 銀行振込料またはコンビニ入金手数料 |
| PayPayカード | 約173円 | 約740円 | 海外はリボのみ。通常支払日だけでは完済額を比較できない | 任意日の全額返済は銀行振込料 |
表の金額は、利息と各社の公式条件から固定できる借入時ATM手数料を足したものです。現地ATM運営者の手数料、DCCの為替差、銀行振込料は含みません。JCBは手元のカードによって借入時手数料が異なるため、0円とも一律220円とも置いていません。現地ATM運営者の手数料は、JCBの手元カード所定額とは別です。
三井住友カードの通常支払例は、借入時ATM手数料220円を含む19~56日の幅です。JCBは年18.0%での利息だけを計算しています。セゾンカードの45日例は、8月20日利用分を10月4日までとした比較値です。PayPayカードの海外利用分はリボになり、全額返済には別途手続きが必要です。
三井住友カード|ATM返済はできるが借入時と返済時に手数料
三井住友カードの海外キャッシュサービスは、サービス案内で実質年率18.0%、会員規約で15.0~18.0%としています。借入額が5万円の場合、発行会社側の海外ATM手数料は220円です。
利用データ到着後かつ締切日前なら、国内の一部提携ATMで全額を臨時返済できます。同額をATMで返す際にも220円がかかります。7日後のカード会社側費用は、利息約173円、借入時220円、返済時220円の合計約613円です。
銀行振込も使えますが、事前に電話で案内を受け、振込手数料を負担します。指定口座へ着金した日が返済日となるため、振込時刻や金融機関の処理日にも注意が必要です。
通常は、10日払いなら15日締め翌月10日、26日払いなら月末締め翌月26日です。利用データの到着が遅れた場合、請求月の遅れと利息増加日数が必ず同じになるわけではない例外も公式案内にあります。
JCB|1回払いは振込返済、データ到着に時間がかかる場合
ここでいうJCBは、原則として株式会社ジェーシービーが発行する個人カードです。JCBブランドでも他社発行カードは条件が異なるため、カード裏面の発行会社を確認してください。
JCBの海外キャッシング1回払いの標準的な融資利率は年15.00~18.00%で、毎月15日締め、翌月10日払いです。1回払いの繰上返済はATMから行えず、会員サイト「MyJCB」で予約した指定口座への銀行振込が中心です。振込手数料は会員負担になります。
海外の利用データが届くまで1週間から1か月ほどかかる場合があり、到着前は繰上返済できません。したがって、7日返済を前提にJCBを選ぶのは不確実です。
一方、データ到着が遅れて請求が2~3か月後になっても、JCBの公式条件では、利息を標準の翌月10日までで計算する例外があります。請求の遅れを、そのまま最大101日分の利息として足さないようにしてください。
JCBブランドの案内は、カードやATMによって手数料がかかる場合があるとしています。発行会社側の海外ATM手数料を一律220円とする根拠はないため、手元のカード条件を個別に確認します。
エポスカード|リボ変更後のペイジー返済はカード側手数料0円
エポスカードの海外キャッシングは実質年率18.0%で、海外ATM手数料は1万円以下110円、1万円超220円です。この5万円の例では、借入時に220円かかります。
早期返済は、対象の海外キャッシング利用だけをリボ払いへ変更し、リボ増額払いとしてペイジーなどから入金します。ペイジー入金のエポスカード側手数料は0円です。利用する金融機関の時間外手数料などは別に確認してください。
手順は次のとおりです。
- エポスNetで海外キャッシング利用が反映されたか確認する
- 返したい対象利用だけをリボ払いへ変更する
- リボ増額払いからペイジーなどの返済方法を選ぶ
- 返済後に対象利用の残高が残っていないか、利用可能額と合わせて確認する
データ未反映中は返済できない場合があり、反映日数の公式な一律目安はありません。公式の5万円の例では、40日後の利息986円とATM手数料220円の合計は1,206円です。
セゾンカード|全額返済は銀行振込かコンビニ
セゾンカードの海外キャッシングの融資利率は実質年率4.3~18.0%です。個別利率はカード送付時の台紙や利用明細で確認します。海外ATM手数料は1万円以下110円、1万1円以上220円です。
全額を早期返済する方法は銀行振込またはコンビニ入金です。国内提携ATMは千円単位の一部返済で、利息を含めた全額返済には使えません。銀行振込料やコンビニ入金手数料を含めて、約定日まで待つ場合との差を比べます。
海外利用は原則1回払いで、月末締め翌々月4日です。2026年8月20日に5万円を年18.0%で利用した例では、10月4日まで45日分の利息が約1,110円、借入時ATM手数料220円との合計が約1,330円です。実際の口座引落日が休業日後になっても、公式FAQでは利息を4日までで計算します。
セゾンカードも、利用データ到着前は入金できない場合があります。早期返済額は、返済日の当日に窓口や会員画面で確認してください。
PayPayカード|海外ATM手数料0円だが海外利用はリボのみ
PayPayカードの海外キャッシングは通常実質年率18.0%で、PayPayカード側の海外ATM利用手数料は0円です。同社の貸付残高と新たな貸付額の合計が100万円以上となる貸付は15.0%ですが、利用者が自由に選べる優遇金利ではありません。
海外キャッシングはリボ払いのみです。毎月27日はリボの支払日で、金融機関の休業日なら翌営業日になります。全額返済には別途手続きが必要です。任意日に全額返済するには、明細反映後に有人チャットまたは電話で連絡し、案内された当日返済額を銀行振込します。振込手数料は原則として会員負担です。
7日後に5万円を返せた場合、カード会社側で固定できる費用は利息約173円です。30日なら約740円です。ここに銀行振込料と現地ATM手数料が加わります。
請求明細は最短2~3日で反映される場合がある一方、利用先によって遅れる例も案内されています。これは海外ATMに限った保証日数ではありません。短期返済を予定するなら、明細反映を確認してから有人窓口へ連絡します。
ATM画面では現地通貨と現地ATM手数料を別に確認
海外ATMでは、最終確定の前に二つの画面を分けて見ます。一つは通貨換算、もう一つはATM運営会社の手数料です。
| 画面の内容 | 基本の判断 | 理由 |
|---|---|---|
ACCEPT CONVERSION / DECLINE CONVERSION | DECLINE CONVERSIONと現地通貨コードを確認 | ATM側の円換算を避けるため |
WITH CONVERSION / WITHOUT CONVERSION | WITHOUT CONVERSIONと現地通貨コードを確認 | 発行会社・国際ブランド側の換算にするため |
ATM access fee / surcharge / operator fee | 金額を見て承認または中止 | DCCとは別にATM運営会社が課す費用のため |
Visaの海外ATM案内は、換算を拒否すると現地通貨にカード会社側のレートが適用され、換算を受け入れるとATM側のレートになり割高な場合があると説明しています。Mastercardも、現地通貨なら発行会社側、DCCならATM運営会社などの換算になると案内しています。
ATMによってボタンの左右や文言が異なるため、「右を押す」「Yesを選ぶ」と覚えないでください。画面に表示された現地通貨コードと日本円のどちらを選んでいるかを確認します。手数料が高い、または金額が不明なときは、確定前に中止して別のATMを探す方法もあります。
小分けで引き出すと固定費が増える
1万円以下110円、1万円超220円という手数料体系では、5万円を1回で引き出す発行会社のATM手数料は220円です。1万円ずつ5回に分けると550円になり、330円増えます。
現地ATM運営会社の手数料も取引ごとにかかる場合があるため、小分けはさらに不利になり得ます。一方、多額の現金を持ち歩く防犯上のリスクもあります。旅行中に必要な現金額を見積もり、回数を抑えつつ、保管を分散してください。
借入を避けたいならデビットを比較
返済手続きそのものを避けたい人は、外貨残高や円預金から即時に引き落とすデビットも候補です。クレジットカードの借入とは費用構造が異なります。出発前にカード発行、口座開設、必要残高の準備を済ませている人向けです。次の5万円例は、各サービスの当月または月次サイクルのATM無料枠をまだ使っていない前提です。
| サービス | 5万円を1か月内に引き出す場合のサービス側費用 | 主な追加費用・条件 |
|---|---|---|
| Wiseデビットカード | 2万5,000円超過分に100円+1.75%で約538円 | 両替費、現地ATM手数料、DCCは別 |
| Revolutスタンダード | 2万5,000円超過分に2%で500円 | 条件別の両替費、週末費用、現地ATM手数料、DCCは別 |
| Sony Bank WALLET | 引出額の1.79%で895円 | 対象外貨口座がない場合などは220円追加。外貨取得費も別 |
WiseとRevolutの無料枠は月または月次サイクルの累計で判定されます。Revolutはカードチャージ由来の残高をATMで引き出せないため、銀行振込などで残高を用意する必要があります。Sony Bank WALLETは、外貨口座や通貨の条件によって220円が加わります。
旅行全体の支払い方法を選びたい場合は、海外旅行の支払い方法比較も参照してください。キャッシング、デビット、現金両替、海外ショッピングを同じ旅程で比べています。海外キャッシングの反映待ちと返済費用については、各社の最新条件を分けた本記事を基準にしてください。
出発前と帰国後のチェックリスト
出発前は、ATMで借りられるかだけでなく、返すところまで準備します。
- 海外キャッシング枠と4桁の暗証番号を確認する
- 適用利率、借入時ATM手数料、通常支払日を確認する
- 繰上返済の申込先、受付時間、返済方法を控える
- 銀行振込を使う場合は、自分の振込手数料と海外からの操作可否を確認する
- 現地通貨コードとDCCを断る画面の意味を把握する
- 返済用資金を別に確保する
帰国後は、明細に利用データが反映されたかを確認します。反映後、発行会社が示す当日返済額と方法を確認し、繰上返済費用と約定日までの利息差を比べます。返済後は残高や利用可能額も確認してください。
よくある質問
海外キャッシングは両替より必ず安いですか?
必ず安いとは限りません。国際ブランドや発行会社の換算レートが有利でも、借入日数の利息、発行会社と現地ATMの手数料、返済費用で逆転します。両替所と比べるときは、同じ日時・同じ現地通貨額で、最終的に負担する円額を比べてください。
帰国後すぐに繰上返済できますか?
利用データが発行会社へ反映されるまでは返済できない場合があります。JCBは1週間から1か月ほどかかる場合があると案内し、ほかの比較対象でも反映前は返済できない例があります。明細を確認し、発行会社へ当日返済額と手順を確認してください。
ATMでは日本円と現地通貨のどちらを選びますか?
通常は現地通貨を選びます。日本円を選ぶとDCCとなり、ATM運営会社の独自レートで換算される場合があるからです。画面の文言だけでなく、現地通貨コードを選んでいるか確認してください。
海外ショッピングの事務処理手数料もかかりますか?
今回比較した5社では、各社の公式条件上、海外ショッピング向けの事務処理手数料を海外キャッシングへ加算しません。ただし、利息、発行会社のATM手数料、現地ATM手数料は別です。他社のカードは発行会社の条件を確認してください。
1日でも早く返した方が得ですか?
追加費用がなければ利息は減りますが、返済手数料が利息差を上回る場合があります。5万円・年18.0%という比較条件では、1日分は約25円です。220円を払うなら、約9日以上短縮できるかが一つの目安です。
キャッシング枠があれば海外ATMで必ず使えますか?
利用可否はカード、発行会社、国際ブランド、ATM、利用可能枠によって異なります。海外キャッシング枠の設定や審査が必要で、4桁の暗証番号も使います。出発前に会員画面やカード裏面の窓口で確認してください。
返済が遅れると、すぐに信用情報へ重大な問題が生じますか?
「1日遅れれば必ず重大な登録になる」とは一律にいえません。一方、返済状況や延滞は信用情報の対象になり得ます。少額でも支払日と口座残高を確認し、返済が難しい場合は期日前に発行会社へ相談してください。
まとめ|返済原資と返済経路が決まってから使う
利息は、5万円・年18.0%なら7日で約173円です。ただし、実コストはそれだけでは決まりません。PayPayカードは発行会社側の借入時ATM手数料が0円、エポスカードは条件を満たしたペイジー返済のカード側手数料が0円です。三井住友カードは国内ATMで全額返済できる一方、借入時と返済時にATM手数料がかかります。JCBとセゾンカードは、振込などの費用とデータ到着の時期を含めて判断します。
使う前に、返済資金、反映後の返済方法、固定費を確認してください。ATMでは現地通貨を選び、DCCと現地ATM手数料を別々に確認します。年率の小さな差を追うより、返済を実行できる日と、その費用を把握する方が、想定外の支出を避けやすくなります。
参考情報・確認日一覧
- 三井住友カード「海外キャッシュサービス」(2026年8月20日確認)
- JCB「海外キャッシング1回払い」(2026年8月20日確認)
- JCB「カード利用分の繰上返済方法」(2026年8月20日確認)
- エポスカード「海外キャッシング」(2026年8月20日確認)
- セゾンカード「海外キャッシング」(2026年8月20日確認)
- PayPayカード「海外でキャッシング」(2026年8月20日確認)
- Visa「海外ATMの操作案内」(2026年8月20日確認)
- Mastercard「Dynamic Currency Conversion Guide」(2026年8月20日確認)
- 金融庁「貸金業法Q&A」(2026年8月20日確認)
- JCB「返済シミュレーション」(2026年8月20日確認)
- Wise「カード手数料」(2026年8月20日確認)
- Revolut「スタンダードプランの手数料」(2026年8月20日確認)
- ソニー銀行「Sony Bank WALLET 海外ATM」(2026年8月20日確認)
実際の請求額は、円換算後の元金、適用利率、日数の数え方、端数処理、返済方法、現地ATMの条件によって変わります。この記事は一般的な比較情報であり、借入や返済に関する個別の助言ではありません。




